世界中で愛されている任天堂が、1889年の創業以来本社を置く京都。府内には国内外から観光客が集まる関連スポットが存在する。そして、今、注目されているのが建設中の『ニンテンドーミュージアム』だ。近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向も受けて、宇治市にある自社工場用地をリノベーションし、資料館としてオープン予定。開業時期は未定だが、今までに発売された任天堂製品が展示される予定で、任天堂ファンとしては、ぜひ一度は行きたいスポットになるはずだ。
2023年10月には京都にオフィシャルストアがオープンしたり、四条通地下道では『スーパーマリオ』グラフィックの常設掲示もスタート。いずれもフォトスポットとして話題だが、こういった展開もお膝元ならではだろう。
任天堂の歴史を感じたい人には、旧本社社屋を改築したホテル『丸福樓』がオススメ。任天堂の運営ではないが、元の建築を維持・復元することをコンセプトに、安藤忠雄設計事務所が監修してリノベーション。当時の看板などを残しながら現代的なホテルになっている。利用者は30代から40代が中心で、約4割が海外からだという。
「お客様の多くは感動の余韻に浸って内観、外観を撮影されます。任天堂のファンにとって聖地ですね」(丸福樓/広報担当)
実は『丸福樓』には、任天堂ファンだけでなく、安藤建築ファンやモダン建築のファンも多く訪れているという。現在、ホテル内のアートや任天堂の歴史に関する音声ガイドも開発中だ。
ゲームファンなら古都で観光をしつつ、任天堂の歴史を振り返る聖地巡りはいかがだろうか。
【宇治市】任天堂の歴史を集めた京都の新名所!
2024年3月完成予定
ニンテンドーミュージアム
[住]京都府宇治市小倉町神楽田56
1969年に建設され、2016年まで稼働していた工場をリノベーションして資料館として活用。屋上には巨大なハテナブロックが刻印されている。花札・トランプやテレビゲームなど歴代の任天堂商品が一堂に展示される予定。
【四条通】ゲームの世界に入ったような気分に
『スーパーマリオ』グラフィック
[住]京都府四条通地下道10番出口から11番出口
京都の四条通地下道活性化の取り組みとして、約100mにわたる壁に『スーパーマリオ』の世界を表現。映えスポットとしても人気。
【京都市】京都限定品も充実!
Nintendo KYOTO
[住]京都府京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]7階
営業時間:10:00~20:00(京都髙島屋S.C.[T8]の営業時間に準ずる)
京都髙島屋S.C.[T8]にある、国内で3店舗目となる任天堂直営オフィシャルストア。店舗は7階だが、1階と屋上には人気キャラクターのフォトスポットがある。
任天堂のゲームやグッズなど1500点以上のアイテムを販売。KYOTOロゴ入りTシャツ、折りたたみバッグなど京都店限定品も。