目次
スマートフォンで連絡を取るためには、電話やメール、LINEアプリ、SMSといったあらゆる手段が用意されています。その中の1つに「MMS」というものがありますが、あまり聞き馴染みがないという人も多いでしょう。
本記事では、そんなMMSの主な特徴や、アドレスの設定方法について紹介していきます。
目次
MMSメールアドレスとは? キャリアメールとは別?
そもそも「MMS」とは、「~@softbank.ne.jp」のようなキャリアメールのアドレスを利用したメッセージサービスを指しています。メールアドレスを使ってチャット形式でメッセージのやり取りが可能で、長文のメッセージや画像付きメールの送受信にも対応しており、メールアドレス宛、電話番号宛のどちらにもメッセージを送信することができます。
なお、MMS機能が利用できるのは、通信キャリアの中でもau、ソフトバンク、UQ mobile、ワイモバイルの4ブランドのみ。キャリアメールを使うという性質から、MVNO各社が非対応なのに加え、ドコモ、楽天モバイルもMMSには対応していません。
MMS機能を利用する場合、iPhoneではメッセージアプリ、Androidスマートフォンではキャリアメールのアプリを使用します。そのため、チャット形式でのMMSは、基本的にiPhone向けの機能といえます。
なお、MMSを送信する場合、送る相手がiPhoneユーザーで、iMessageの受信設定をしている場合は、MMSではなくiMessageでチャットが送信されます。送る相手がAndroidスマートフォンユーザーの場合は、「宛先を電話番号ではなくメールアドレスで送信」「件名を入力して送信」「本文に写真や画像などのファイルを添付して送信」のいずれかの条件を満たしている場合、MMSでメッセージが送信されます。
【参照】ワイモバイル MMS機能とは?SMS・iMessageとの違いを詳しく解説!
BIGLOBE 「SMS」「MMS」とは?サービスの違いや料金、使い方などを紹介
auやソフトバンクで使えるMMSメールアドレスとは?
先に触れた通り、MMSはキャリアメールのアドレスを使って、チャット形式のやり取りができるサービスです。そのため、MMSメールアドレス=キャリアメールのアドレスと認識しておけばOKでしょう。
MMSメールアドレスはUQ mobileやワイモバイルでも使える?
通信キャリアのキャリアメールを使ったサービスであるMMSですが、au、ソフトバンクといったメインブランドで利用できるほか、UQ mobile、ワイモバイルといった〝サブブランド〟でも利用できます。
一方、ドコモや楽天モバイルのキャリアメールではMMSが利用できません。au、ソフトバンクからドコモ、楽天モバイルへとMNPを検討している場合は、MMS機能が利用できなくなると覚えておきましょう。
ただし、ドコモ、楽天モバイルでもキャリアメールやSMSでのメッセージは送受信ができます。
au、ソフトバンクユーザーがMMSメールアドレスを設定する方法
では、実際にMMSでのチャットができるように設定する方法を見ていきましょう。今回はiOS 17を搭載したiPhoneにて、ワイモバイルのキャリアメールを使って設定していきますが、他キャリアユーザーでも設定の方法は共通しています。
1.設定アプリを開き、「メッセージ」に進みます。
2.SMS/MMSの項目にある「MMSメッセージ」をオンに切り替えます。
3.MMSメールアドレスの欄に登録したいメールアドレスを入力します。
【参照】ソフトバンク [iPhone]「MMS機能を使用するにはMMSメールアドレスが必要です」と表示され、利用できません。設定方法を教えてください。
MMSメールアドレスをiPhoneに登録する方法 iCloudメールとは別もの?
iPhoneでは、キャリアメールのほかに「iCloudメール」が利用できます。iCloudメールは、キャリアメールではないため、MMSで使うためのメールアドレスとしては設定できません。
MMSメールアドレスがわからない時は?
設定したMMSメールアドレスがわからなくなってしまった場合は、上述したMMSメールアドレスの設定方法と同じ手順で確認ができます。キャリアメール自体を忘れてしまい、MMSメールアドレスの設定ができない場合は、My auやMy Softbankといったキャリアの専用アプリより確認しましょう。
ソフトバンク、ワイモバイルユーザーの場合は、My Softbankアプリの「照会・設定」より「メールアドレスの確認・変更」>「MMS(@ymobile.ne.jp)」を確認
※データは2023年12月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/F.さとう