家を初めて購入した人は「収納」「配線」「使い勝手」「部屋の広さ・配置」等の購入前にイメージがつきにくいポイントに後悔する傾向
初めて家を購入した人は、「収納」「配線(コンセント数・位置)」「使い勝手」「部屋の広さ・配置」等、購入前にイメージがしづらい項目について後悔しやすい傾向があることがわかった。
後悔を解消する救世主になりそうなのはVR(3Dシミュレーション)だと回答した人が6割以上
自由度の高い“注文住宅”だとしても居住後に後悔する人や、満足度が高くない人は一定数存在し、特に“間取り”は家づくりの段階で居住後のニーズに近づけることが難しいことがわかった。
そんな中、VR(3Dシミュレーション)を使用した場合、自宅への後悔が減るだろうと61.3%の人が回答(図10)。
さらに現在のVR(3Dシミュレーション)利用率は3割程度に留まるも(図12)、今後のVR(3Dシミュレーション)での家選び意向は72.5%とVR(3Dシミュレーション)への注目度が分かる結果となった(図11)。実際のVR(3Dシミュレーション)使用者も直近3年間で増加の一途をたどる(図13)。
住宅展示場の見学に加え、VR(3Dシミュレーション)を使用した人は、使用しなかった人と比較して家づくりに「後悔している」と回答する割合が約10%低い
約9割が経験している家づくりの主流 “住宅展示場の見学”だが、住宅展示場の見学のみだと家づくりに対して「後悔している」と回答した人が42.1%、住宅展示場の見学に加えてVR(3Dシミュレーション)を使用した人の回答は34.1%となり、VR(3Dシミュレーション)の使用を組み合わせることで約10%の差が出る結果となった(図14)。
また、家づくりの際にこだわった人が最も多かった「間取り」についても「満足している」と回答した人の割合が、住宅展示場の見学に加えVR(3Dシミュレーション)を使用した人だと66.6%、使用していない人だと58.1%と満足感にも約10%もの差が生まれていることがわかった(図15)。
<調査概要>
対象者:全国に住む25~84歳の過去5年以内に新築した注文戸建住宅に住んでいる人
集計対象数:1,000名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2023年9月4日(月)~2023年9月6日(水)
出典元:VRシミュレーションを展開する「大和ハウス工業」調べ
構成/こじへい