「家」は人生の中で一番大きな買い物だと言われるからこそ、様々な手段で納得いくまでこだわりたい人は多いのではないだろうか?
大和ハウス工業はこのほど、全国男女25~84歳の過去5年以内に新築した戸建て注文住宅に住んでいる人の1,000名を対象に「注文住宅の満足度に関する調査」を実施し、その結果を発表した
注文住宅購入者の約4割が家づくりに対して何かしら後悔していることが判明
自分の理想に近づけられる“注文住宅”を購入したにも関わらず、購入者の39.3%は自宅に対して何かしらを「後悔している」と回答し(図1)、「非常に満足」と回答した人も19.3%に留まった(図4)。
家づくりの段階で自身の理想に近づけたとしても、居住時をイメージしてベストな選択をするのが難しいと言える結果となった。
また、家づくりの際にこだわった点だと70.2%の人が回答し(図2)、TOPのこだわりポイントとなった「間取り」だが、一方で一番後悔している点としても約半数の51.4%が「間取り」を挙げTOPの項目になっている(図3)。
これらより、間取りへの期待値は高くも、居住前の段階で満足度を高める仕上がりにするのは難しいことがわかった。
間取りに限らず、家づくりの段階でこだわった点が必ずしも居住後の満足度を高めるとは限らないことが調査からも明らかになった。
家選びの際に住宅展示場へ足を運び、参考になったと回答した人は7割程度
家づくりを助けるツールが多様化しているにも関わらず、88.4%は住宅展示場に足を運んでいることがわかった(図5)。そのうち78.6%は住宅展示場が「参考になる」と回答(図6)。
自宅に対して「満足」だと回答した人も住宅展示場に行った人は91.1%、行ってない人は84.8%と差をつける結果となった(図7)。
一方、住宅展示場で“参考にならなかったもの”としては「間取りのイメージができない」との回答が61.3%でTOPとなった(図8)。こだわった点のTOPだった“間取り”への満足度は住宅展示場の見学では高めにくいと考えられる。