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【CES2024】コンセプトは「Create Today. Enrich Tomorrow.」パナソニックグループの出展内容を解説

2024.01.11

Circular Economy(サーキュラーなものづくり)

投入資源を最小限に抑えることや、製品を長く使える仕組み・サービスにより、環境負荷の少ないサーキュラーなくらしを加速する取り組みを紹介。将来のパナソニックグループの家電のモノづくりの考え方についても、イメージ映像で解説する。

■プラスチックの削減

パナソニックグループでは、製品の特性に応じて、プラスチック(樹脂)の使用削減の取り組みを進めている。

ドライヤーのパッケージ・包装材のプラスチック使用量削減、縦型洗濯機の再生プラスチック利用、部材や充電池の重複を減らし省資源に貢献するモジュール式パーソナルケアシステム「MULTISHAPE」などの取り組みを紹介する。

■家電の再生技術

リファービッシュを実現可能にする技術について展示と映像による紹介を行なう。パナソニックグループは長年培ってきたものづくりの知見により、使用済みの製品を再生する技術や、検査や性能試験により品質を見極めるノウハウを保有。

配送設置時の不具合など初期不良品を対象に、廃棄削減や商品循環スキームの構築に向けて、日本国内では、再生品の受容性について検証を進めている。

■資源のリサイクル

パナソニックグループは、「商品から商品へ」を合言葉に、日本で2001年から家電のリサイクルを行なっている。

同グループの家電リサイクル工場では、家電リサイクル法の対象となる家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)を高効率に解体するリサイクル技術などの確立を進めている。

また、3種類の樹脂(PP、ABS、PS)を同時に選別・回収できる技術や、グループ独自の酸化防止剤の添加や再生樹脂と新しい樹脂材料の調合により再び製品に使用可能なレベルに物性を回復させた再生樹脂を生産し、循環型社会の実現に貢献する。

Resource Optimization(資源の最適化)

パナソニックグループでは、自然生態系のポテンシャルを活かして、これまで無駄になっていた廃棄物やCO2などの資源を価値のあるものに変える技術により、地球環境への負荷を軽減しながら豊かなくらしに貢献していくことを目指している。

■バイオCO2変換

大気中のCO2を用いて、光合成微生物の一種(シアノバクテリア)から農作物の成長を刺激・補助する成分を生成・抽出するバイオCO2変換の技術を紹介。

本成分を農作物の葉に散布することで収穫量の増加や農作物そのものの免疫力向上を実現するという。本成分を生成・抽出する過程で、空気中のCO2の回収・活用ができることに加え、農作物の生産力向上・増産によるCO2の回収も可能。

持続可能な食糧生産にも貢献する技術でもある。2024年度の実用化を目指して開発が進められている。

■kinari(高濃度セルロースファイバー成形材料)

kinariは、間伐材や廃材などの植物資源から抽出したセルロースファイバー(植物繊維)を高濃度(55%)で樹脂に複合した、成形可能な(ペレット状の)素材だ。

従来の樹脂と同様に、成形・着色・加工が可能で、さまざまな製品への応用が期待されている。

2015年から研究開発が始まり、2022年12月より量産販売を開始。兵庫県福知山市の小学校給食用の食器に使用されているなど、日本国内で活用が進んでいる。

また、植物由来成分が90%以上で、kinariと同等強度を実現した成形材料の開発にも成功している。

今回、kinariを用いて作られた食器などを展示。全て北米では初めての展示となる。

■食品ロスの削減

パナソニックが兵庫県洲本市とともに2022年7月から2023年2月まで行なった、生ごみ減量化と食品ロス削減に向けた共同実証実験の取り組みを紹介。

洲本市では、食品ロス削減マッチングサービス「ごはんのわ」により、事業者が廃棄予定の食材を住民が安価に購入することで、事業系食品廃棄物を低減するとともに、事業者にとっては廃棄物が収入になる価値を提案した。

また、住民には、パナソニックの生ごみ処理機の貸し出しも行ない、食品廃棄物を乾燥させて堆肥化する活動を通じて、ごみの減量化に加え意識改革にも繋げた。

一人ひとりの「くらしの質」の向上につながる最新の製品やソリューション

一人ひとりのニーズや好みに合わせた食生活を通じ、人々が健康的なライフスタイルを取り入れるサポートを行なう。

■電子レンジ(HomeCHEF マルチオーブン)

エアフライ機能、コンベクションオーブン機能、炙り機能、インバーター電子レンジ機能を搭載したコンパクトな4-in-1マルチオーブンへ進化。IoT化により、新たに米Fresco社の自動調理アプリに対応した。

このアプリを通じてより手早く簡単に美味しい料理ができる調理体験を提供。CES 2024が初披露となる。ブースではアプリと連動した調理実演デモを行なう。

■ヘアドライヤー(EH-NA0J)

nanoe MOISTURE+とミネラル(※)を搭載。髪の内部にうるおいを与えてなめらかな手触りにするとともに、キューティクルの密着性を高めてブラッシングによる摩擦ダメージを抑え、枝毛を軽減。摩擦ダメージに強い髪へと導く。

この独自技術に加え、髪だけでなく肌や地肌ケアもできる多彩なモードをコンパクトな筐体に搭載。速乾もヘアケアも叶えるドライヤーを実現した。
※ミネラルとは、亜鉛電極を含む放電ユニットから発生されるミネラルマイナスイオンです

■MULTISHAPE及びアタッチメント

MULTISHAPEは、ベースとなる充電式バッテリーグリップに、シェーバー、トリマー、歯ブラシなど着脱可能なアタッチメントヘッドを交換することで、ニーズに合わせた用途が可能になるモジュール式パーソナルケアシステム。

個別のモーター、バッテリー、アダプターが不要になるため、従来のグルーミング製品と比較して、投入資源を約60%削減している。

今回、24年度秋に北米で発売予定のMULTISHAPEの可能性を拡大する、4種の新たなアタッチメント(フェイシャルケア、フットケア、ヘアバリカン、ディテールトリマー&シェーバーセット)を展示する。

新たなフットケアアタッチメントを使用することで、自宅に居ながら、かかとからつま先までの角質を取り除くサロン体験が可能になるなど、MULTISHAPEは、多様なパーソナルケアに応える持続可能なグルーミングデバイスとして進化した。

なお、MULTISHAPEは、欧州と北米で展開している。

■ARC3 STAR WARSシェーバー

Star Warsの3部作からインスピレーションを得ており、最先端のテクノロジーとSTAR WARSのストームトルーパーの象徴的なアーマーを模したプレミアムなデザインが施されている。

あらゆるヒゲに適応できるよう設計された3つの先進的な日本製ステンレス鍛造刃を搭載することで、毎日の使用でも抜群の切れ味と快適なヒゲ剃りを提供する。

■パームシェーバー

従来のシェーバーに比べて70%小型化したデザインで、シェービング体験を一新する手のひらサイズのシェーバーだ。パナソニックの先進的な5枚刃システムとセンシング技術が組み込まれており、なでるように剃る新感覚シェービングが可能。

また海水由来のミネラル成分から生まれた素材NAGORIを採用することで、プラスチックの消費を抑えるだけでなく、陶器のようなユニークな手触りを実現した。北米では24年度をめどに販売を目指す。

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