小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

10年前にコストコの株を買っていたら、いくらになっていた?

2024.01.12PR

コストコのホットドッグの秘密

コストコのホットドッグはマーケティング上、重要なポジションを占めています。

ちなみに米国でコストコのホットドッグは1.5ドル(約162円)で提供されています。

驚くべきことに、このホットドッグの価格は30年以上も変わっていません。

では、なぜこのホットドッグに注目なのかというと、非常にリーズナブルな価格で提供されており、これが多くのユーザーにとってコストコの会員になる理由の一つといわれているからです。

また既に会員になっている方にとっても、このホットドッグが会員資格を継続する要因となっています。

このように、コストコは会員を取り囲んでサービスを提供する、いわば囲い込み型のビジネスモデルを採用しているのです。

コストコの強さは会員によって支えられている

コストコの商品原価は、商品売上に対して約90%前後で一貫しています。これに対して、ウォルマートの商品原価は約76%であり、この数値がいかに驚異的であるのか分かると思います。

そして、この優位性を支えているのは、メンバーシップ(会費)収入があるからです。

コストコのビジネスモデルは、まず「会員制倉庫」で驚異的な価格を提供し、しっかりとした会員基盤を築くことから始まります。商品販売は概ね均衡で回しながら、会費収入をキャッシュフローとして蓄積します。

そこから得たキャッシュフローは、新しい倉庫店の出店などに再投資しているのです。

また会員のなかでも「エグゼクティブ会員」と呼ばれる最上位の会員資格に注目です。

有料メンバーシップのうち45%(3000万人)がエグゼクティブ会員であり、その売上全体に占める割合は73%以上にも達します。

ちなみにエグゼクティブ会員になるには、日本では年会費が9,900円(税込)かかります。

最大の特典は購入金額の2%(上限10万円)が還元されることです。

さらに限定クーポンなどの特典も提供されます。

なお、米国・カナダでのメンバーシップの更新率は92.6%であり、これは消費者向けの事業としては非常に優れた水準といえるでしょう。

コストコの株価推移と長期投資向きの理由

コストコは売上高の成長とともに株価も順調に上昇しています。

過去5年(2019年9月ー23年9月)の売上高推移をみていくと、

2019年9月通期の約1527億ドルから、2023年9月通期は約2422億ドルと順調に成長を続けています。それに伴い、営業利益や純利益なども増加しています。

これこそ、コストコが長期投資向きである大きな理由です。

なぜなら、店舗数増加による収益の拡大に伴い、財務の安定性が強固になっているからです。

こうした安定的かつ持続可能な成長が、投資家にとって投資の判断を決める重要なポイントとなるのです。

もしも10年前に投資をしていたら

仮に今から10年前にコストコに投資していたら、株価はどうなっていたかというと、

2014年1月1日の株価112.36ドルから10年後の2024年1月1日、コストコの株価656.01ドルまで上昇しています。

結果論ではあるものの、10年後に株価は約6倍まで成長しています。

さらに、株価だけでなく配当金も加わるので、もしも10年間保有していたら大きなプラスになっていたということです。

このように、コストコは景気に左右されにくいビジネスを展開し、長期的に安定した成長を続ける企業だからこそ、長期投資によって大きな恩恵を得られたことがみえてきます。

だからこそ、投資家として銘柄選びがとても重要であり、そのために投資先の企業を知ることが大切なのです。

おわりに コストコはエンタテイメントである

コストコが成功を収めている秘訣は優れたビジネスモデルだけでなく、小売業の枠を超えて、まるでエンタテイメントのような楽しさも提供していることにあると思います。

たとえば、コストコの店内は広々としており、商品の並びや新商品の発表が楽しみなイベントとなっています。また、サンプリングや特設コーナーなどで顧客に直接商品を試してもらうことで、買い物がより楽しくなり、会員になる魅力が広がっています。

つまり、コストコは商品だけでなく、その周りの雰囲気やサービスも含めて魅力を提供し、顧客にとっての「おでかけ先」となっているのです。

こうした面白さが、会員の継続と新規会員の獲得につながり、長期的な成功を支えています。

米国企業のなかでも優良企業として、コストコは今後も注目銘柄であり続けるでしょう。

文/鈴木林太郎

新NISAで無理なく資産5000万円を貯める方法とは?

 いよいよ、2024年1月から新しいNISAがスタートします。新しいNISAは、利用しないともったいないと言われる、資産運用をサポートする魅力的な制度。新NISAでは、年間の投資枠が大幅に増え、投資商品の非課税期間が無期限となります。

 また、非課税保有期間や口座開設期間の制限が緩和され、より柔軟な運用が期待できます。とはいえ、投資初心者にとっては、不安も多いはず。そこでDIME編集部ではDIME12月号にて、新NISAが気になっている方、本気で資産運用を始めたい方のために、無理なく資産を運用できる方法を、第一線で活躍している投資のスペシャリストたちに解説していただきました。また、特集では資産80億円を稼いでいる注目の投資家・テスタさんも登場。初心者のための「投資の鉄則5か条」を指南しています。

DIME12月号 価格790円(税込) 

購入する

電子版を購入する

定期購入する

試し読み

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年5月16日(木) 発売

新NISAで狙え!DIME最新号は「急成長企業55」、次のNVIDIAはどこだ!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。