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口コミで「優秀」という声が多いダイソーの防水スプレー。サイズによって価格は異なるが、100円(税抜き)から展開されているため、それで防水効果があるのなら、これは要チェックだ。今回は2つの防水スプレーの効果を試してみた。
防水スプレーは正しく使おう
防水スプレーを使用する前に、使い方を確認しておこう。まず、屋外で使用すること。また、吸い込まないようにマスクを着用することをおすすめする。使用するアイテムの汚れをとり、20~30cm程度離して全体にいきわたるようにスプレーする。
使用できる素材とできない素材をあらかじめ確認し、できる場合でも、まずは色落ちしないかどうか目立たないところで確認しよう。
ボーダ―柄防水スプレー
ボーダ―柄で見た目もおしゃれな「防水スプレー」は、70mLとコンパクトサイズだ。靴箱などに収納する場合にも便利。この防水スプレーは、シリコン樹脂が入っていて、使用できるのは、傘、靴、衣類、スキー用品などのドライクリーニングできる布地となっている。また、天然皮革や合皮、毛皮、絹製品、和服など、変色の恐れがあるものには使用不可だ。
使用できるものの最初に書かれていた「傘」で試してみることにした。30cm程度離し、全体にスプレーした。
全体にきちんとスプレーされているかどうかは、スプレーの霧が細かくて確認できなかったが、この状態で数時間放置。
実際に、防水効果があるかどうか、しっかり乾いているのを確認し、雨の代わりにシャワーの水をかけてみた。水滴がはじいているのがわかる。
ただ、場所によって、はじき方が違った。これは、筆者がまんべんなくスプレーしたつもりになっていたが、全体にきれいにスプレーできていなかったのかもしれない。傘の面は、意外に広いため気をつけたい。
■商品詳細
商品:防水スプレー70mL
価格:110円(消費税込み)
原産国:中国
成分:シリコン樹脂、ベンジン、LPG
容量:70mL
イラスト付きで用途がわかりやすい防水スプレー
傘やアウター、靴のイラストが描かれているのが「フッ素防水スプレー」。先ほどのシリコン樹脂配合とは違うが、使用できるアイテムは、傘、衣類、靴、スキーウエアなど、ドライクリーニングできる布地となっている。
また、本革、合皮、毛皮、絹、和服、さらに一部のゴム地は変色の恐れがあるため使用不可だ。
こちらは、スニーカーで試してみた。一部に合皮が使用されているが、メッシュ素材のため大丈夫だと判断し使用。缶を振ったあと、約20cm離してスプレーした。
先ほどの防水スプレーでは30cm離したが、これは製品自体に20cm離すように書かれていたからだ。成分によって、多少の違いがあるのようだ。
スニーカー全体がしっとり濡れているのが確認できた。このあと、天日で数時間放置した。
防水スプレーがしっかり乾いていることを確認し、水をかけてみた。多少、かけ過ぎかもと思うくらい水の勢いがよかったが、雨の日に出かけることを考えると、これくらいで試してもありだろう。
しっかり水をはじいているのが確認できる。これだけの効果があるなら、用途別に防水スプレーを揃えておいてもいいのではないだろうか。ただ、スニーカー1足分で、スプレー缶自体は、かなり軽くなった。もう1足分がぎりぎりだろうか。
量は少ないが、効果はある。大量に使う予定がない場合や、持ち歩き用にするなら、70mLのサイズは便利に使えそうだ。
■商品詳細
商品:フッ素防水スプレー70mL
価格:110円(消費税込み)
原産国:中国
成分:石油系溶剤、フッ素樹脂
容量:70mL
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4964549032983
ダイソーには、皮革製品に使えるタイプや防汚タイプの防水スプレーもある。SNSには、自転車かごや自転車全体、またソファに使用するという声もあった。
スプレーするときに吸い込んでしまうことに注意し、換気に気をつけるなら、屋内にある飲み物をこぼしてシミを作りたくないものにも使えそうだ。防水スプレー後、すぐに濡れてしまうと防水効果も流れてしまう。スプレー後、しっかり乾かしてからスプレーしたアイテムを使用するようにしよう。
・ダイソー
https://jp.daisonet.com/
撮影・文/林ゆり