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現実とデジタルがついに融合!「Apple Vision Pro」の登場でイマーシブな社会の到来は加速するか?

2024.02.02PR

MR機能が強化されたメタ『Meta Quest 3』が話題を集める中、2024年にはアップル『Apple Vision Pro』が登場する。MRは一気に普及するのか。イマーシブコンテンツを手がける2人のキーマンに今後の動向について聞いた。

「おもしろそう」とともに 「便利そう」がカギ

三上昌史さんGugenka
三上昌史さん
VR/AR制作スタジオ「Gugenka」の代表取締役CEO。初音ミク「MIKU LAND」などのXRプロデューサーを務める。好きな場所にデジタルフィギュアを飾れる「HoloModels」などのサービスも展開。

三上さんのトレンド予測2024

MRの普及を後押ししそうなこれは便利!
というコンテンツがApple Vision Proから登場するかも

「MRは便利」だと実感する人が増えると思う。便利だから普及したスマホで、ゲームが盛り上がったように、コンテンツが広がっていくと期待しているし、それを牽引するコンテンツを提供したい。

長いスパンで見れば今のAIのように確実に浸透する

黒田貴泰さんstu
黒田貴泰さん
クリエイティブとテクノロジーの横断領域を中心とした、プロダクション業務を手がける「stu」を設立。5G、XR、AIなど先端技術と、クリエイティブを掛け合わせて、様々な分野で活躍。

黒田さんのトレンド予測2024

Apple Vision Proはあくまで第1世代
普及拡大するのは先の話。『Ingress』的なものが登場して話題になるかも

XRは短期的には既存の体験価値を底上げする、本質的なものしか残っていけない。一方でデバイスの普及には長いスパンが必要だ。

普及の鍵となるのは新しい体験価値の提供

三上 『Meta Quest3』のMR体験について、僕がXにポストした中で反応が良かったのは、食器を洗いながら目の前に表示されたバーチャルな画面で「YouTube」が見られるというもの。それで確信したのは「おもしろそう」なのはもちろん、「便利そう」ということが多くの人に響くということです。

黒田 利便性を求めるのは、コロナが明けて、思考がリアルへ回帰している状況もあると思う。バズワードとしての「メタバース」は幻滅期に入っていて、距離の問題を解消する、実空間では不可能な体験ができる、コストメリットがある、といった本質的なものしか、ビジネスモデルとして成り立たなくなってきているのは確かです。

三上 XRの普及に向けてやはり重要なのは、どんな体験価値を提供できるか。『Wii Fit』が普段はゲームをしない層にも刺さったように、おもしろさや楽しさだけではない新しい価値を提供できるものが必要だと思う。僕らもそこに挑戦していきたいです。

黒田 普及については少なくても5年、10年というスパンで見る必要がある。ただ、その長いスパンの中で、メタバースやXRが今のAIぐらい一気に浸透することも、起こり得ると思っています。

三上 例えばアップルは「便利になる」「生活が豊かになる」というような見せ方がうまい。『Apple Vision Pro』でそういうアプローチが増えたら、興味のなかった人たちが〝一気に動く〟ということも、あり得る気がします。

黒田 アップルの普及戦略は、3世代くらい先まで見ているはず。『iPhone』もスマホとしてブランドを確立するまでに3世代かかっています。『Apple Vision Pro』も2〜3年で第2世代、5〜6年後に第3世代が出てきて、そのあたりで価格や軽量化、UXが洗練された普及モデルになっていくと想定しています。逆に言えば来年『Apple Vision Pro』が出たから、すぐに世の中が劇的に変わるということはない。コンテンツも、もしかしたらアーリーアダプター向けに『Ingress』的なものが登場する可能性はあるけど、いきなり『PokémonGO』が出てくることはないと思います。

三上 僕らの会社からも『Apple Vision Pro』の発売に合わせて、アプリケーションをリリースする予定なので、楽しみにしていただけたらうれしいです。2024年でいえば、イマーシブな体験ができるフィジカルな場も増えていくし、僕らもそういう機会を増やしていきたい。MR技術で大人数が同時にイマーシブな拡張現実を楽しめるようなものを、積極的に提供していければと思います。

黒田 フィジカル体験では、2023年にラスベガスにオープンした「Sphere(スフィア)」が転換点だと思う。みんなで同時に楽しむことが、ライブ体験の肝だとすれば、個々の視覚ではなく空間全体をハックしたほうが良いと証明されました。インバウンドが盛り上がっている今、日本でも積極的に仕掛けていくべきだし、そこにしっかりと大手企業などが投資できるのかが課題でしょう。

Gugenka関連のメタバース事例

「プリキュアバーチャルワールド」

「プリキュアバーチャルワールド」©東映アニメーション

歴代シリーズのキャラクターが集合!
2023年12月に東映アニメーションと共同開催した「プリキュア」シリーズ20周年記念のバーチャルイベント。プリキュアソングを披露するミュージックステージなどを行なった。

「SANRIO Virtual Festival 2024」

「SANRIO Virtual Festival 2024」© ’23 SANRIO 著作 株式会社サンリオ

人気キャラ×クリエイターの祭典!
2024年2月19日から開催される予定のバーチャルテーマパーク。次世代バーチャルクリエイター&キャラクターによって披露されるステージも注目だ。

注目の対応デバイス

進化したMR&豊富なコンテンツが魅力

『Meta Quest 3』『Meta Quest 3』

カラーパススルーが強化され、MR体験が可能となった、スタンドアロン型HMD『Meta Quest』シリーズの最新モデル。10月の発売開始以降、多くのMR対応コンテンツがリリースされている。128GBモデルが7万4800円~。

現実とデジタルをシームレスに融合

『Apple Vision Pro』『Apple Vision Pro』

デジタルと現実のシームレスな融合を掲げる、XRデバイス。アイトラッキング&ジェスチャーによる遅延のない操作を実現する。3499ドルで、2024年に北米で発売予定。

stu関連のメタバース事例

「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIA-亀岡バーチャルヒストリア-」

「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIA-亀岡バーチャルヒストリア-」歴史文化資源をVRアーカイブ化
京都府亀岡市の歴史文化を発信するメタバース空間。文化資料館が所蔵する文化財や、歴史文化資源のデジタル保全とともにストーリー性のある体験を提供。

TVアニメ『進撃の巨人』放送完結記念
ワールドワイド・アフターパーティー

TVアニメ『進撃の巨人』放送完結記念 ワールドワイド・アフターパーティー©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

ファン対象のバーチャルイベント
オンラインクルーズ船を会場とし、制作陣やキャストとともに放送完結の打ち上げを楽しめるバーチャル企画。2023年11月5〜30日まで行なわれて話題に。

注目のテーマパーク

完全没入型アトラクションが楽しめる

「イマーシブ・フォート東京」「イマーシブ・フォート東京」

2024年春に東京・お台場のヴィーナスフォート跡地にオープン予定のイマーシブテーマパーク。12種類のアトラクションと6つの飲食店舗・物販店舗からなり、来場者は物語の世界に入り込める、完全没入型体験ができる。

巨大なLEDドームでイマーシブ体験

「Sphere(スフィア)」「Sphere(スフィア)」

総工費23億ドルをかけてラスベガスに建設された巨大な球体型アリーナ。建物全体がLEDスクリーンで覆われ、イマーシブ映像とともにライブパフォーマンスを体験できる。

取材・文/太田百合子

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