マクロミルでは、2024年の二十歳の集い(成人式)の対象となる新成人500名を対象にインターネット調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。本稿では、その内容を抜粋してお伝えしていく。
なおこの調査は2008年から開始され、今回で17回目となる。
関心がある政治・経済・社会のニュース、第1位は「少子化対策」
【図表1】 関心がある政治・経済・社会のニュース(2024年の上位10項目を抜粋)
今年最も関心が高かった政治・経済・社会のニュースは、政府の重点施策としても打ち出されている「少子化対策」で43.0%だった。2年で8.2ポイント増加、半数に迫る勢いで上昇している。
続いては「働き方改革・女性活躍推進」が37.4%、「教育改革・子育て支援」が35.6%となっている。
■「ワーキングホリデー」への関心が急上昇、一方で「海外旅行」は低下。円安が影響か
【図表2】海外について関心があるもの
海外志向に関する8つの項目について関心度合いを聞いた。コロナ禍において下降気味だった「外国語習得」が今年は持ち直し、66.8%が「関心あり(関心がある、やや関心があるの合計)」と回答している。
昨年から急増したものは「ワーキングホリデー制度の活用(45.8%)」で昨年から8.2ポイント増加。一方で、「海外旅行(63.2%)」は昨年から2.6ポイント低下しており、円安が影響していると考えられる。