ホストクラブの「売掛金」、いわゆるつけ払いにまつわるトラブルの当事者になる若い女性が今、増え続けている。そもそも、ホストクラブにハマる女性にはどのような共通点があるのだろうか?
serendipityはこのほど、18歳以上60歳未満の女性4,000人を対象に「夜の仕事(夜職)の経験と毒親の関係性」について実態調査を実施し、その結果を発表した。
キャバ嬢・風俗嬢の約3割がホストにハマることが判明
「夜の仕事(夜職)を半年以上したことがあるか?(ただし、体験入店は除く)」と尋ねたところ、86.6%が「ない(以下、未経験者)」と回答したものの、13.4%が「キャバ嬢」(6.7%)、「ホステス」(6.6%)、「風俗嬢」(3.4%)などの経験があることがわかった。
昨今売掛金問題で話題の「ホストクラブに通ったことはあるか?」と尋ねたところ、未経験者の98.7%が「通ったことも興味もない」と回答したのに対し、キャバ嬢の55.7%、ホステスの44.0%、風俗嬢の52.2%が通ったことがあり、そのうちのキャバ嬢では48.7%、ホステスでは37.9%、風俗嬢では52.9%がハマった経験があると回答した。
今度は、彼女たちの両親が毒親だったかどうかを調査するために、「未成年期、両親はどうだったか?」と尋ねた。どの項目も夜職経験者は未経験者より多く、特に「親からの愛情を感じなかった」(キャバ嬢:21.8%、ホステス:19.7%、風俗嬢:15.7%、未経験者:1.7%)や「『あなたさえいなかったら』『産まなければよかった』と言われたことがある」(キャバ嬢:11.7%、ホステス:11.4%、風俗嬢:15.7%、未経験者:3.6%)、「虐待やネグレクトをされていた」(キャバ嬢:9.8%、ホステス:12.1%、風俗嬢:11.2%、未経験者:3.3%)では未経験者よりも夜職経験者のほうが明らかに多いことがわかった。
<調査概要>
調査期間:2023年11月24日~25日
調査手法:インターネット調査
調査対象:18歳以上60歳未満の女性
調査地域:北海道・東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・福岡県
サンプル数:4,000人
調査機関:Freeasy
構成/こじへい