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正月病を乗り越える近道は「新年の抱負」をやめることだった!

2024.01.14

新春!年が明け、2024年が始まりました。

「心機一転、昨年とは違う飛躍の一年にしたい!」と晴れやかな気持ちで新しい年を迎えた人は多いでしょう。一方で、「なんだかやる気がでない」、「仕事に行きたくない」、「このまま正月休みが続けばいいのに・・・」と正月病に悩まされている人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はそんな正月病を乗り越えるための秘訣をご紹介したいと思います。

正月病とはいったい何なのか?

「正月病(しょうがつびょう)」とは、主に日本で用いられる言葉で、新年が始まると生じる一時的な不調や体調の変化を指します。これは、年末年始の疲れやストレス、不規則な生活習慣、過度な飲食など、様々な要因が考えられます。

年越しという年に一回の非日常的な休暇またイベントは、英気を養う効果がある一方で、普段の生活や仕事に意義を見出せなくなってしまったり、日常への活力を奪ってしまうという可能性もはらんでいます。

日常の生活に支障をきたしかねない「正月病」を克服するためにも、いち早く生活リズムを取り戻すことが必要になるのです。

では、そのためにはどのようなことが必要になってくるのでしょうか。

正月病の要因となる、あるイベント

ただ、そうは言っても、とにかくやる気が出ないのが正月明けです。生活リズムが日常と異なっていたことも、日常のリズムに戻さなければならないことも、わかっているはずです。しかし、それでもなかなか動く気になれない、実行に移すことができない方が多くいらっしゃると思います。実はその大きな要因となっている一つが新年のあるイベントによるものなのです。

それが「新年の抱負」です。

「新年の抱負」とはご存知の通り、その年の初めに掲げる「○○がしたい」「▲▲になりたい」という心の中にいだいている決意や志望を改めて掲げることであり、誰でも一度は会社、学校、部活、また家族内でもそれを高らかに宣言したことがあるでしょう。

もちろん、明るい未来、実現したい夢を掲げることは何も悪いことではありません。その目指すべき姿に向かって日々を過ごすことができていれば、それほど理想的な日常はありません。

ただ、みなさんはこの質問にお答えできるでしょうか?

「昨年掲げた新年の抱負は何だったでしょうか?」

さて、この質問に対して、即座にお答えできた人はどれほどいらしたでしょうか?多くの人が昨年の抱負を覚えていない、もしくは掲げただけで意識して行動した記憶すらない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

これはまさしく「新年の抱負」を掲げることが単なる「イベント」だからです。

本来、その人から生まれてくる「なりたい姿」や「実現したいこと」は日々の生活の中で自然と発生するものであり、正月に生まれるものではありません。多くの人が正月に「新年の抱負」を掲げる理由は単にイベントだからであり、多くの人がその掲げた抱負を日常から意識してきたわけではないでしょう。逆に、日常から目的意識を持ちながら行動している人は、わざわざ新年に抱負を掲げなくても実行に移しているはずなのです。

つまり、「新年の抱負」を掲げることは普段意識していない、本来的には達成したいと思っていない理想をあえてその場限りで考えてみただけなのです。

これが「正月病」を後押ししてしまうのです。非日常である正月に普段意識していない「理想」を無理やり考えることで、日常との乖離をさらに大きくしてしまいます。段差がありすぎる階段を登ることが大変なのと同じで、日々意識していない理想だけをイメージし、その過程が具現化することができていないのであれば、普段の生活とのギャップに途方に暮れ、さらに行動の阻害要因が増加することになるでしょう。「新年の抱負」という単なるイベントで必要以上の精神的なストレスをかけなくてもいいのです。

抱負とは具体化がともなってこそ

ただ、一方で新年に掲げる抱負によって、それが旗印となり、実行の引き金、また日々の判断軸が変わることで、日常生活を変化させられるのであれば、その「新年の抱負」は有効に機能したことになります。

では、そのようになるためのポイントは何なのでしょうか?

それはズバリ、ゴールまでの適切な分解です。改めて「抱負」という言葉の意味を再確認してみましょう。

「抱負」とは、心の中にある決意や計画を指す言葉であり、「目標」とは異なります。「目標」はあくまで目指すゴールであり、その過程は問われません。「抱負」とは単なる願望や目標とは異なり、願望や目標を達成するためには具体的に何をするのかというプロセスまで考え抜く必要があります。

その定義から考えると、一年の「抱負」を掲げるということは、1年後のゴールを定め、中間地点のKPIを設定します。そして、現状との差異を測ることで、日々何を実行すべきかの行動を抽出しなければなりません。抱負を語るということは軽々しくイベントとして行うことではなく、緻密に計算されたうえで行うべきことなのです。

ここまで、考え抜かれていない「抱負」が実現されるはずもないのです。

また、その日々の定めたプロセスを実行するためには強烈な願望、または恐怖が必要となります。つまり、どうしてもそれを達成しなければならない理由がその人の中に存在しなければ、日々の行動や行動するための判断基準を変化させることはできないのです。そのような決意や覚悟を持ったうえでの「抱負」でなければ、毎年のイベントとしての宣言となり不必要なストレスを与えるだけなのです。

やる気発生するから実行できるではない

そして、もう一つ、実行のために必要なことはやる気であるという誤解を取り除くことも重要です。脳科学の観点からも「やる気」がでないから「ダラダラ」しているのではなく、「ダラダラ」しているから「やる気」がでないということも証明されています。

特にやる気もなかったが、掃除を始めてみたらやる気が湧いてきて、ひたすら部屋の片づけをし続けた経験があるかもしれません。それと同じように小さなことをとにかく実行することによって脳の回路が切り替わり、その行動を加速させる「やる気」が湧いてくるのです。

つまり、正月病を乗り越えるためには、正月病を促進する非日常をできる限り排除し、また、とにかく小さなスタートを切ることが重要なのです。

実は私も、この記事を書くことに取り掛かるのに何日もかかってしまいました。「やる気」が出なかったからです。しかし、この理屈をわかっていたので、とにかく今日、一行だけでも文章を書くことにしました。するとどうでしょう。みるみる「やる気」が湧いてきて、一気にこの記事を書き上げることができたのです。

何か新しいことに取り組むことは非常に困難です。まして、ダラダラした正月休みから遥か彼方の理想への一歩を踏み出すことは並大抵の覚悟ではできないことなのです。ですから、最初の一歩目をとにかく小さく、しかし確実に踏み出してみましょう。そうすれば、あなたの気持ちはいつのまにか「抱負」に向かうはずです。

文/後藤翔太

「やめられない」をやめるには?ゾンビ習慣から抜け出すエモーションシフト術

 飲酒、薬物使用、ギャンブル、無駄遣い、これらをやめたくてもやめられない人はたくさんいる。実際に、現代人の8割が何かしらの依存を抱えていると言われているが、そこから抜け出せないのは、快楽物質ドーパミンが一因だとされている。

 一方で、こうした脳の働きを逆利用すれば脱却できると、脳神経内科医として6万人以上の患者の治療にあたってきた山下あきこ氏は話す。同氏の著書『「やめられない」を「やめる」本』では、著者の診療経験から得た知見やエビデンスを元に「やめられないをやめる」テクニックをわかりやすく、診療事例を交えながら解説している。

 依存とは、その対象のものを常に求める状態で、それがなくては身動きが取れない状態を指し、依存体質は依存傾向が強い人のことを言う。さらに、日常生活に支障をきたすほど何かに依存して、抜け出せない状態になっていることを「依存症」と言い、依存症は医療で治療するべき病となる。

 覚えておきたいのは、依存は大きく3つのタイプに分かれるということ。

・物質に対する依存……アルコール、タバコ、薬物など

 

・行為に対する依存(プロセスへの依存)……買い物、ギャンブル、ネット、SNS、セックス、仕事など

・人間関係に対する依存(共依存)……恋愛、親子、友人など

 依存に治療が必要なのかの分かれ道は、日常生活に支障が出ているかどうか。依存体質の人の中には、自分の依存傾向に気づいていない場合もある。もちろん、気づいている人もいるが、それを自分だけではやめられないという状態だ。

 

 依存の根本原因はストレスを快楽で打ち消そうとする脳の働きにあるということを根底に、様々なカウンセリング事例や科学的な根拠を織り交ぜながら、より具体的に克服術を身につけることも大切だ。「今年こそ、やめたい!」「今年こそ、変わりたい!」と思っている人は、山下氏の著書を手にとって、冷静に自分の体質や改善策を見極める時間を作ってみてはいかがだろう。

「やめられない」を「やめる」本

山下あきこ・著

定価1650円

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■山下あきこ プロフィール

株式会社マインドフルネス代表取締役。内科医、産業医。脳神経内科専門医、抗加齢医学専門医、医学博士。アメリカ神経学会会員でもある。1999年に川崎医科大学を卒業し、同大学の総合診療部での研修を経て、福岡大学病院の脳神経内科に入局。米国フロリダのメイヨークリニックにて先端脳研究に携わり、パーキンソン病の研究で「MDS Young Scientist Award」(国際運動障害学会の優秀若手研究者向け賞)を受賞。日本に戻り一般の臨床内科医として活動したのち、健康を自分で作る社会を目指して病院を退職し、株式会社マインドフルヘルスを設立。「セブンアプローチ」を提供し、病気を治すのではなく、より健康で幸せに暮らせる社会を目指して活動。健康セミナーやビジネスセミナーなどを行い、行動変容を促す方法と正しい知識を提供している。企業研修の実績は、九州電力、NTT東日本、日清食品ホールディングス、JRサービスサポートその他多数。

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