クルマの「購入予定または購入意向あり」は51.2%
次に、車(バイクを除く)を持っているかを聞いたところ、「自分の車を持っている」は17.4%、「自分の車を購入する予定がある」は9.6%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は41.6%で、合計した『車の所有に肯定的』な方の割合は68.6%となり、「購入するつもりはない」は31.4%となった。
車の所有に否定的な方も少なくないようだ。
また、「自分の車を購入する予定がある」と「購入する予定はないが、いずれは欲しい」を合計した『購入予定または購入意向あり』は51.2%となっている。
マイカー所有率(「自分の車を持っている」の割合)を居住地別にみると、地方では20.4%と、都市部(6.2%)と比べて14.2ポイント高い。
■自分の車を持ちたいと思った理由1位は「移動が楽」
車の所有に肯定的な方686名に、自分の車を持ちたいと思った理由を聞いたところ、「移動が楽だから」(54.4%)が最も多く、次いで、「買い物の際に便利だから」(41.5%)、「レジャー・旅行の際に便利だから」(34.1%)、「通勤・通学で必要だから」(32.9%)、「運転・ドライブが好きだから」(30.9%)という順になった。
居住地別にみると、「レジャー・旅行の際に便利だから」(都市部53.3%、地方30.0%)と「ドライブデートに憧れるから」(都市部30.0%、地方17.5%)は、地方と比べて都市部のほうが10ポイント以上高くなっている。都市部在住者には、レジャーや旅行、デートといった楽しみのために車を所有したいと考える人が多いようだ。
また、「通勤・通学で必要だから」(都市部18.3%、地方36.0%)は、都市部と比べて地方のほうが10ポイント以上高くなっており、地方在住者には、車を通勤・通学の足として利用したいと思う人が多いことがわかる。
■自分の車を持ちたいと思わない理由1位は「購入費用を負担に感じる」
車を所有(購入)するつもりがない314名に、自分の車を持ちたいと思わない理由を聞いたところ、「購入費用を負担に感じるから」(31.8%)が最も多くなり、次いで、「交通事故・トラブルを起こしたくないから」(26.8%)、「燃料代や修理費など、維持費がかかるから」(24.5%)、「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(21.7%)、「車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がないから」(19.4%)と、費用面や事故・トラブルに関する理由が多く挙げられる結果となった。
居住地別にみると、「車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がないから」(都市部25.3%、地方17.0%)と「レンタカーやカーシェアリングがあるから」(都市部13.2%、地方4.0%)は、地方と比べて都市部のほうが5ポイント以上高い。
他方、「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(都市部16.5%、地方23.8%)と「手入れが大変そうだから」(都市部8.8%、地方17.0%)は、都市部と比べて地方のほうが5ポイント以上高くなっている。
52.9%が「クルマを所有する経済的な余裕がない」
全回答者1000名に、若者の車離れに関する意識や車に対する希望について、それぞれどの程度あてはまるかを聞いた。
≪「若者の車離れ」とは自分自身のことだ≫では『あてはまる』は32.2%、『あてはまらない』は39.7%、≪車に乗る必要性を感じない≫では『あてはまる』は22.4%、『あてはまらない』は56.5%、≪車を所有しないことは合理的だと思う≫では『あてはまる』は24.1%、『あてはまらない』は37.3%となった。
また、≪車を所有する経済的な余裕がない≫では、『あてはまる』は52.9%、『あてはまらない』は21.1%と、『あてはまる』が半数を超えました。経済的なゆとりがないために、車の所有に消極的になっている人が多いのではないか。
≪メーカーにもっと若者向けの車を作ってほしい≫では、『あてはまる』は41.3%、『あてはまらない』は26.9%となっている。
調査概要
調査タイトル/2024年 20歳のカーライフ意識調査
調査対象/ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする2003年4月2日~2004年4月1日生まれの男女(男性500名、女性500名)
調査期間/2023年11月13日~11月17日
調査方法/インターネット調査
調査地域/全国
有効回答数/1000サンプル(有効回答から1000サンプルを抽出)
実施機関 /ネットエイジア株式会社
関連情報
https://www.sonysonpo.co.jp/auto/
構成/清水眞希