“フェムゾーン”とは、女性のデリケートゾーンを指す。このフェムゾーンのケアについて。世の女性たちはどのように向き合っているのだろうか?
アドバンスト・メディカル・ケアはこのほど、全国の15歳~69歳の女性を対象に「フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)に関する調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計した。調査結果は以下の通り。
「フェムゾーンの悩みがある」全体の47%、10代では60%
全国の15歳~69歳の女性1,000名(全回答者)に、フェムゾーンケアについて質問した。
まず、全回答者(1,000名)に、フェムゾーンの悩み(乾燥・ニオイ・かゆみ・黒ずみ・ムレなど)があるか聞いたところ、「ある」は46.8%、「ない」は53.2%となった。女性の約2人に1人が、自身のフェムゾーンについて何らかの悩みを抱えていることがわかった。
年代別にみると、悩みがあると回答した人の割合は若年層で高くなる傾向がみられ、10代では60.2%、20代では59.3%となった。
また、フェムゾーンケアに関心があるか聞いたところ、「ある」は48.6%、「ない」は51.4%となった。
年代別にみると、関心があると回答した人の割合は、30代(58.7%)が最も高くなり、10代(55.4%)、20代(54.5%)が続いた。
フェムゾーンの悩みがある人(468名)についてみると、フェムゾーンケアに関心があると回答した人の割合は80.3%となった。
年代別にみると、関心があると回答した人の割合は、30代(84.5%)と40代(84.7%)が特に高くなった。
「フェムゾーンケアについて人から教えてもらった経験がある」全体の僅か10%
次に、フェムゾーンケアについて人から教えてもらった経験があるか聞いたところ、「ある」は9.9%、「ない」は90.1%となった。
年代別にみると、教えてもらった経験があると回答した人の割合は、20代(18.6%)が最も高くなり、30代(12.0%)、40代(9.6%)が続いた。
フェムゾーンケアについて人から教えてもらった経験がある人(99名)に、フェムゾーンケアについて誰から教わったか聞いたところ、「友人」(32.3%)が最も高くなり、「インフルエンサー<Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなど>」(24.2%)が続いた。
仲の良い友人にケアの仕方について教えてもらった人や、SNSでのインフルエンサーの発信から情報を得た人が多いのではないだろうか。次いで高くなったのは、「母親」「カウンセラー(エステサロン、美容クリニックなど)」(いずれも13.1%)、「きょうだい」(9.1%)となった。