屋内でゴルフの練習やレッスンができるインドアゴルフ。どんな天候でも利用でき、打ちっ放しと比べ練習設備が充実しているといった特徴があるため、利用を検討している人もいるのではないだろうか。
インドアゴルフスクールを運営するステップゴルフは、「インドアゴルフに関しての意識や行なっていること」などについてアンケート調査を行ったので、結果をお伝えしよう。
インドアゴルフスクールに求めるもの1位は「通いやすい(アクセス)」
まず「どれくらいの頻度でインドアゴルフスクールに通っているか」と質問したところ、1241件の回答が得られ、週1程度が39.2%、週2程度が33.2%、週3以上が39.2%と、9割近くの人が週1以上でインドアゴルフスクールを利用していることがわかった。
次に「インドアゴルフスクールに何を求めているか」という質問では、4つの項目が突出して選ばれていた。
4位が「リーズナブルな価格」(68.5%)、3位が「コーチからレッスンを受けられる」(74.3%)、2位が「ゴルフが上達する」(74.8%)、1位が「通いやすい(アクセスが良い)」(80%)という結果に。
価格の安さという心理的な距離の近さと、アクセスが良いという物理的な距離の近さが重要であり、心理的・物理的な「通いやすさ」が重視されているようだ。また、ゴルフの上達と、そのためのコーチレッスンが求められていることがわかる。
ここで最も気になる「インドアゴルフスクールに通って良かった、と感じる点をお選びください」を質問したところ、「上達できた(新しい球筋や打ち方など、今までできなかったことを習得)」が約50%、「上達できた(スコアアップ)」が約35%、「上達できた(苦手やスランプの克服)」が約28%、「楽しくゴルフが出来てる」が約40%という結果に。
「上達できた」の回答をまとめると、ゴルフ上達を実感している人は約80%となっている。
「インドアゴルフスクールの利用以外で、ゴルフに関して行っていることはありますか?」という質問では「ゴルフ練習場(打ちっぱなし)」が約57%、「Youtube等の、ゴルフレッスン動画/ノウハウ動画の視聴」が約54%、テレビの視聴が約34%という結果となった。
前の質問で、インドアゴルフスクールと併用されているものとして最も多かったのがゴルフ練習場(打ちっぱなし練習場)。
そこで、その理由の仮説として、球の行方がインドアゴルフでは分かりづらいから、屋外の打ちっぱなし練習場に行くのではないかと考え、「インドアゴルフ施設では、『球の行方がわかりづらい』という声もありますが、実際にステップゴルフに通ってみての感想をお教えください。」という質問を行った。
その結果、球の行方がわからないことがデメリットだと感じている人は約39%、あまり気にならない人が約25%、測定器などの機器によってある程度行方はわかるという人は約23%、そもそもわかりづらいと感じない人が約8%という結果となった。
そこまで気にしていない人が過半数であったが、やはり球の行方は分かりづらいと感じている人もいることが判明。
「インドアゴルフスクールが、練習場(打ちっぱなし練習場)よりも良いと感じることについての選択してください。」という質問では、「コーチからレッスンを受けられる」が約70%、「通いやすい」が約62%、「天候に左右されない」が約53%、「練習頻度が高く利用できる」が約45%、「打ち放題」が約39%という結果に。
「インドアゴルフスクールを他の人に薦める場合に、何を一番のメリットとして伝えますか?」という質問では、「レッスンを受けられる」が約28%、「通いやすい(アクセスが良い)」が約12%「上達できる」が約11%、そして「天候に左右されない」と「金額が安い」が約10%となった。
コーチによるレッスンが1番のポイントとなっているが、他にも多くの理由が上がっており、インドアゴルフスクールにはさまざまなメリットがあると言えるのではないだろうか。
さて、インドアゴルフにさまざまな良い点を感じていることがわかったが、あえて「インドアゴルフについて、実際のラウンドでの環境とは異なること(芝や傾斜、バンカーがない等)はデメリットだと思いますか?」という質問をした。
インドアゴルフだけでなく、打ちっぱなし練習場もそうだが、実際のラウンドでは芝の長さや傾斜、風などいろいろな条件が異なっており、勝手が違うと感じる人も多いと思う。
実際にそれがデメリットだと感じる人は「非常にそう思う」が約8%、「まぁそう思う」が約47%と過半数を超えていた。
調査概要
調査内容:インドアゴルフ実態調査
調査時期:2023年11月
タイトル:インドアゴルフ実態大調査2023
有効回答:1241件
調査方法:ステップゴルフの会員へのアンケート
関連情報
https://www.stepgolf.co.jp/cio-suzukifuku/report2023/
構成/Ara