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40~50代女性の4人に1人が「更年期による不調を自覚」

2024.01.10

不調を感じてからそれが更年期であると自覚するまでの期間は?

更年期自覚者のうち、半年以内に自覚した人(早期自覚者)は約4割程度。一方、更年期の自覚に至るまで半年以上かかっている人は半数以上(58.0%)であり、不調が発生してから更年期だと気づくまでに相当なタイムラグが生じている。

更年期における不調の症状

更年期自覚者(ピンクの折れ線グラフ)は更年期による不調として、「顔がほてる/汗をかきやすい(66.1%)」以外にも「疲れやすい(51.4%)」「寝つきが悪い、眠りが浅い(50.6%)」「肩こり、腰痛、手足の痛み(45.4%)」等の様々な症状を感じている。様々な症状があり、かつそれぞれが感じる不調の形が異なっていることが、更年期を自覚しにくいことに関連している可能性を示している。

<不調を感じたときに思ったこと(OA)>

・急に暑くなる、心臓がパクパクする症状が出たときに、加齢だろうと思って、あまり気にしなかった。
3か月経過した頃に、もしや更年期かも?と思い、生理が止まっている期間を振り返ると、ほぼ確信した(49歳)
・寝汗がすごかったが特に何もしなかった。症状が続いて半年後更年期であることに気づいた(47歳)
・生理痛やただ体調が悪いだけかと思っていた。珍しく生理がなかなかこないことがあったときに閉経について調べたら自分の年齢くらいの人はちょうど更年期の年齢だと知り、今までの体調不良がそうだったのかとわかった。(49歳)

更年期の対処法

・更年期自覚者における更年期による不調の対処法として行っていることについて聞いたところ、「漢方(14.3%)」「運動(14.1%)」「食品選びや食事(13.7%)」と具体的な対策法を挙げている人は少数派。
・「あてはまるものはない(46.1%)」と答えた人が圧倒的に高く、不調はあれども対策している人は少数派であることがわかった。

更年期を自覚してからの気持ちの変化

・更年期を自覚したことによる気持ちや行動の変化では「年齢上仕方ないことだと割り切れるようになった(71.6%)」「いつかは症状が良くなると思えるようになった(68.4%)」「症状の原因が分かって安心した(66.4%)」「自分の体調に気を遣うようになった(65.8%)」などが上位に。不調の原因に気づくことで、気持ちの切り替えや受け入れが起こり、気持ちに変化が生じたのではないかと考えられる。

クレアージュ東京 レディースドッククリニック 大島乃里子先生によるコメント

更年期とは、閉経前後5年間に起こる女性ホルモンの急激な減少とともに起こる様々な不調を示すものです。その症状はホットフラッシュのみでなく、息切れ・動悸、不眠、うつなど症状は多岐にわたり、個人差も大きいことが分かっています。

女性の更年期障害や更年期に起こる不調は、社会的に取り上げられることが多くはありませんでした。しかしながら、今回の調査結果の通り、実は多くの女性が悩んでいます。治療法やセルフケアの方法は多くあるので、症状や対処法について、まず知っていただくのが一番大切だと思っています。

また一人で悩んでしまうよりは家族や友人、職場の同僚や人事等サポートが得られることも大切です。もしかしてそうなのかも、という状況でも、医師に相談することをお勧めします。婦人科だけでなく、内科にもホルモンに詳しい医師はいます。日本女性医学学会に更年期障害に詳しい「女性ヘルスケア専門医」のいるクリニックのリストがありますので、思うところがありましたら調べてみてください。

一般社団法人 日本女性医学学会
協力:クレアージュ東京 レディースドッククリニック

大島 乃里子(おおしま のりこ)氏
クレアージュ東京 レディースドッククリニック 婦人科 顧問
日本産科婦人科学会専門医
日本婦人科腫瘍学会専門医

<調査概要>
○調査名:「更年期に関する生活者意識調査」
○実施期間:2023/08/24(木)~2023/08/25(金)
○調査手法:インターネットリサーチ
○調査地域:全国
○調査対象:スクリーニング調査:30-69歳女性 4,000名
本調査:30-69歳女性 600名(更年期自覚者400名/もしかして層200名で割付)
分析の際、スクリーニング、本調査それぞれで以下のウェイトバックを実施。スクリーニング:年代10歳刻みの人口構成に合わせてウェイトバック集計を実施。本調査:スクリーニング調査で自然発生した各更年期自覚状況の出現率と、年代10歳刻みの人口構成に合わせてウェイトバック集計を実施。(グラフ中のサンプル数はWB前の数値)
○調査主体:博報堂Woman Wellness Program
○調査実施機関:株式会社ディーアンドエム

出典元:博報堂 Woman Wellness Program

構成/こじへい

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