5. 20代の約8割、30代の約9割が将来に不安を抱えている!特に「収入」「貯金額」「老後の生活」
将来への不安が学び始めのきっかけになる場合もあることから、現在将来にどんな不安を感じているかも聞いた。その結果20代の約8割、30代の約9割が、将来に何かしらの不安を抱えていることが判明。20代・30代ともに上位は「収入」「貯金額」「老後の生活」となった。どれも20代よりも30代のほうが多くの回答が集まっており、だんだんと将来への不安が増えていく傾向が見て取れ、早いうちから将来に備えておくことは重要だと考えられる。
新しいことを始める際には、相談できる相手がいると安心だ。そこで学ぶことに関する相談先を聞いたところ、「家族(43.0%)」に続いて「相談できる相手はいない(42.0%)」と回答した人が多い結果となった。相談できる相手がいないことも、学びへのハードルが高まる一因になっているのかもしれない。
6. 社会課題に関心がある人は約6割
近年SDGsが注目されるなど、解決すべき社会課題や、まだよく知られていない社会課題は数多く存在している。関心がある社会課題について聞いたところ、約6割の回答者が社会課題に関心を持っていることがわかり、「子育て問題(児童虐待、ネグレスト、育児ノイローゼ、待機児童、補助金制度など)(29.0%)」「いじめ(学校、職場、近所など)(28.2%)」「経済格差・貧困問題(26.2%)」をはじめ幅広い社会課題に票が集まった。
社会課題や社会貢献について詳しく知りたい・学びたいと思うかという質問では、「学びたいが何もしていない(41.8%)」と回答した人が約4割いた。その理由は、学び全般へのネックとしても多くの票が入っていた「時間を捻出できない(41.1%)」に続き、「学ぶ方法が分からない(35.4%)」という人も多いことがわかった。社会課題への問題意識は持っているものの、学ぶ方法がわからず、知ることができていない人は多いと考えられる。
<調査概要>
「学びに関する調査」
調査期間:2023年9月14日(木)~9月15日(金)
調査対象:全国の20~30代の女性500名(学生を除く)
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ネオマーケティング
出典元:eBay Japan合同会社
構成/こじへい