一般社団法人日本アンガーマネジメント協会監修のカードゲーム『アンガーマネジメントゲーム 怒りのツボ・当て~る!』がメガハウスより2023年12月中旬から全国の玩具売場やインターネットショップなどで販売開始した。
日本アンガーマネジメント協会は、「怒りの連鎖を断ち切ろう」の理念のもと、アンガーマネジメントができる人が増えることで人が人に当たらない社会、怒りが連鎖しない社会の実現を目指している協会。
このカードゲームは、遊んでいるうちにムダな怒りやイライラを感じることが減っていくことが期待できるという。
『アンガーマネジメントゲーム 怒りのツボ・当て~る!』は、カードに書かれた“怒り”を感じるさまざまな場面に対して、回答者がどのくらいの“怒り”を感じるかをほかのプレーヤーが予想して当てる“怒りのツボ当てカードゲーム”。
さまざまな「できごとカード」に書かれた内容が起こったら、カードを引いた回答者が0(全く何も感じない)から10(人生最大級の怒り)まで、どのくらいの怒りを感じるかをほかの人が予想して、回答者の怒りを当てた人が得点を獲得する。
得点は、回答者とぴったり同じ場合は2点、同じ人がいなかった場合は回答者の怒りと一番近い怒りを予想した人が1点になる。回答者は、順番に交代して一番早く5点獲得したプレーヤーが勝利になる。
このカードゲームを遊んでいるうちに、プレーヤー同士がお互いの“怒り”のツボをわかりあえたり、いろいろな会話が生まれて怒りにくくなるための気付きを得ることができるという。
推奨プレーヤー人数はふたりから6人、最大12人まで遊ぶことが可能と幅広く、友人同士や夫婦・家族間のコミュニケーション、ビジネス現場におけるチームビルディングなどさまざまなシチュエーションで活用できそうだ。
ポジティブな人間関係を成立させる「アンガーマネジメント」とは?
1970年代にアメリカで開発された怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)ための心理トレーニングが「アンガーマネジメント」だ。
「アンガーマネジメント」を学ぶことで、自分自身の怒りを理解して感情のコントロールをしたりポジティブな考えを生み出して周囲との良好人間関係を成立させることができるという。
プログラム開発当初は、DVや差別、軽犯罪者に対する矯正プログラムとしてカリフォルニア州を中心に確立し、現在は全米の教育機関や企業でも広く導入されて、教育・職場環境の改善、学習・業務パフォーマンスの向上を目的に活用されている。カードゲームを監修した日本アンガーマネジメント協会の代表理事の安藤俊介さんも次のようなコメントを発表している。
「今は非常に怒りが社会に蔓延している時代と言えます。ニュースを見ても、SNSを見ても四六時中誰かが誰かに怒っていることを見ることができます。どうしてこんなにも人が怒っているのかと言えば、自分自身の怒りを客観的に見ることができなくなっているからです。
はたから見れば、滑稽なほど怒っているように見えることが自分ではわからなくなっているのです。本ゲームは自分自身の怒り、誰かの怒りを客観視することがゲームとしてできるようになります。
お互いの怒りを見せ合うことはじつは人間関係を見つめ合う大きなきっかけになります。なぜなら、怒りは防衛感情とも言い、大切なものを守ろうとする心の動きだからです。お互いに何が大切なのかを理解し合うことは人間関係を築く上でとても大切です。
本ゲームは家族、友人、仲間はもとより、職場でのコミュニケーション、スポーツチームのチームビルディング、研修のアイスブレイクなどでご活用ください」
何かとイライラすることが多いと感じている人は、このカードゲームで”怒り”と上手に付き合う方法を考えてみてもいいかも。
『アンガーマネジメントゲーム 怒りのツボ・当て~る!』商品概要
メーカー:メガハウス
商品内容:怒りのできごとカード 54枚、温度カード 赤:回答者用11枚、緑:解答用11枚
カードサイズ:幅63mm×高さ87mm
発売日:2023年12月中旬
価格:1980円(税込み)
https://www.megahouse.co.jp/megatoy/products/item/4362/
構成/KUMU