ECサイトでの商品購入時に送料が原因で購入を諦めた経験は66.9%が「ある」と回答
ECサイトで商品を購入したことがある4,270人を対象に、ECサイトで商品を購入しようとした際に、送料がかかることが原因で購入を諦めた経験があるかについて聞いたところ、「ある」と回答したのは66.9%となった。
これを性年代別で見ると、送料がかかることが原因で購入を諦めたことがあるのは、女性60代(n=411)が79.1%と最も多く、次いで女性50代(n=488)が74.8%、女性40代(n=457)が72.9%となった。
続いて、送料無料ラインが設けられている場合、その金額になるように商品の購入金額を調節した経験があるかについて聞いたところ、「ある」と回答したのは69.6%となった。
これを性年代別で見ると、購入金額を調節した経験があるのは、女性60代(n=411)が79.3%と最も多く、次いで女性40代(n=457)が74.2%、女性50代(n=488)が73.6%となった。
※送料無料ライン:設定されている金額以下は送料がかかってしまうものの、設定されている金額を上回った購入の場合は、送料が無料になる金額設定がある仕組み。
クイックコマースの認知は39.0%、利用経験は16.8%、いずれも男性が高い傾向
15歳~69歳の男女5,000人を対象に、クイックコマースの認知~利用状況について聞いたところ、「利用経験がある」が16.8%、「知っていて、内容を理解している」が8.4%、「言葉を聞いたことがあるが、内容は知らない」が13.7%と合わせて、認知度は39.0%となった。
これを性年代別で見ると、認知は男性40代(n=539)が48.8%で最多、利用経験は男性20代(n=398)が33.9%で最多となった。
続いて、クイックコマースの利用経験がある842人を対象に、クイックコマースの利用頻度を聞いたところ、「月に1回以上」は60.1%となり、「週に1回以上」は32.2%となった。
これを性年代別で見ると、「月に1回以上」は男性40代(n=114)が69.3%で最多、「週に1回以上」は男性10代(n=46)が47.8%で最多となった。
次に、15歳~69歳の男女5,000人を対象に、クイックコマースの利用意向を聞いたところ、「利用したい」が8.5%、「やや利用したい」が29.3%と合わせて利用意向は37.9%となった。
これを性年代別で見ると、利用意向は男性10代(n=173)が54.3%と最も多く、次いで女性10代(n=164)が53.7%、男性20代(n=398)が50.8%となり、男女問わず若年層の利用意向が高い結果となった。
<調査概要>
「ECサイトの配送とクイックコマースに関する調査」
調査期間:2023年9月29日~10月3日
有効回答:<予備調査>5,000人 ※人口構成比に合わせて回収
<本調査>346人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>15歳~69歳の男女
<本調査>ECサイトでの商品購入経験者
設問数 :<予備調査>7問<本調査>3問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい