コロナ禍で開催率が激減した忘年会も、5類移行後初の実施率が5割を超えコロナ前の水準に回復(※)するなど盛り上がりを見せる中、年明けには新年会シーズンが到来する。
2024年の新年会もコロナ5類移行後初の開催となるが、忘年会と比較した回復度及び盛況度合いや必要性の違いに関して、実際に働く社会人の新年会への意識に変化は見られるのだろうか。
そこでJob総研では、559人の社会人男女を対象に、2023年を含めた過去5年の新年会実施推移と今年の実施有無、また今年の参加意欲とその理由や、職場の新年会文化の必要性及びその理由、今後の実施賛否と増減予想などを調査した「2023年 新年会意識調査」を実施した。
5類移行で職場新年会の実施率は回復、参加意欲は低下!?年代別不参加派は30代が最多
回答者全体の559人にコロナ禍前後の新年会実施の有無を聞くと、職場新年会の実施はコロナ禍前の2019年では67.5%だったものが、コロナ禍に入った2020年に17.6%まで減少し、2021年には17.8%と横ばいに。
2022年は20.5%、2023年(5類移行前)は29.2%と微増したが2024年の職場新年会の実施予定では、「開催なし派」が55.5%、「開催あり」が44.5%であった。
続いて来年の職場新年会への参加意欲を聞くと、「参加したくない派」が57.4%で過半数を占め、内訳は「全く参加したくない」21.2%、「参加したくない」15.4%、「どちらかといえば参加したくない」が20.8%という結果に。
年代別の回答では30代の「参加したくない派」が63.0%で最多となり、次いで20代が55.9%、40代が55.8%、50代が52.1%の結果になった。