2023年も残りあとわずか。釣り愛好家の中には、スマホの画像フォルダに一年間撮り貯めた、釣り上げた獲物を掲げて微笑む自身の写真の数々を眺めながら、今年の釣果を振り返っている人もいることだろう。
では、釣り人が思う「今年釣って最も嬉しかった魚」はいったいなんだろうか?また、釣りが上手い人の共通点とは?
一般社団法人日本釣用品工業会はこのほど、普段釣りをする男女974名を対象に、「2023年に釣って最も嬉しかった魚に関する調査」と、「上手い釣り人の共通点とマナーに関する調査」を行い、その結果を発表した。
2023年に釣って最も嬉しかった魚に関する調査
マダイ、クロダイ、イシダイ、キンメダイなど、多彩なタイが1位に!
アウトドアレジャーとして釣りの人気が高まるなか、普段釣りをすると答えた釣り人が、2023年に釣って嬉しかった魚について調査を行った。その結果、今年釣って最も嬉しかった魚ランキングには、タイが1位に選ばれた。
理由としては「初めて釣った魚だから」「今まで釣った魚で1番大きかったから」「めでたいから」と、大物であるタイの価値を評価する声が挙がった。なかには「手応えがあったから」「仲間に自慢できたから」など、釣ったときのエピソードの濃さも影響しているようだ。また、タイは来年こそ釣りたい魚でも圧倒的上位にランクインしており、また釣りたいという期待や、一度は釣ってみたいという憧れが伺える。
今年釣って最も嬉しかった魚はほかにも、アジ、タチウオ、アユ、ヒラメなど、一般にも馴染みのある魚がランクインした。
上手い釣り人の共通点とマナーに関する調査
釣りが上手い人の共通点は「マナーを守ること」釣り人の13%が回答
今年釣って嬉しかった魚を来年も釣りたい、今年はなかなか釣れなかった大物も来年こそは釣り上げたい、と意気込んでいる釣り人たちに、釣りが上手い人の共通点についても調査した。
Q.あなたは釣りが上手い人に共通していることは何だと思いますか。
釣り人が考える、釣りが上手い人の共通点を調査した結果、「マナーがいい」「ルールを守る」「ゴミを片付ける」など、マナーに関連する回答をした人が13%もいることが明らかになった。釣りが上手い人ほどマナーを意識していることがわかった。
その他、「研究熱心」「経験豊富」「道具や仕掛け」など熟練した釣り人の行動や姿勢を挙げる釣り人もいた。また、「忍耐力」や「静かさ」を上げる人がいる一方で、「せっかち」「諦めがいい」と答える釣り人もいることがわかった。
※上位回答者の回答を紹介
Q.あなたが釣りをする際に、もっとも意識しているマナーは何ですか。
また、釣り人が意識している釣りマナーを調査した結果、同じくゴミを持ち帰ることや、許可された場所で釣りを行うこと、安全第一を心がけるなどの項目が上位に挙がった。回答者の多くが、マナーを意識して釣りを行う傾向にあることが調査からわかった。
<調査概要>
方法 : インターネットリサーチ
対象 : グノシーアプリ利用者、10~70歳の釣り経験者の男女
地域 : 全国
期間 : 2023年11月15日~11月24日
調査機関 : 株式会社Grill
サンプル数 : 974
出典元:日本釣用品工業会
構成/こじへい