小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2024年度からの介護保険料引き上げで自己負担率は2割へ拡大、さらに給付を受ける時も負担増に

2024.01.01

給付時にも負担増?介護保険の自己負担2割拡大

介護保険は65歳以上の人が介護サービスを利用する際、1~3割負担で利用できるものだ(40歳~65歳未満は特定疾患に限る。)。

負担率が、1~3割のどの負担割合になるかは所得に応じて決まる。

現行は以下の通りだ。

(参考)参考資料2 給付と負担について(参考資料) (mhlw.go.jp)

負担割合が1割か2割かでは負担が2倍になることから、大きく異なる。

現在、本人の合計所得金額が「160万円以上220万円未満」でかつ「単身で年金収入+その他合計所得金額が280万円以上(夫婦世帯は346万円以上)」を2割としている。この2割は利用者に対して4.6%ほどで、高所得者の3割負担の利用者と合わせても全体の8.2%であり、ごく少数だ。

早くて2025年度8月以降適用の自己負担割合を、「合計所得金額70万円以上」かつ「単身の年金収入+その他の合計所得金額が190万円以上(夫婦で256万円以上)」~「合計所得金額150万円以上」かつ「単身の年金収入+その他の合計所得金額が270万円以上(夫婦で336万円以上)」の間のなかで、2割負担となる下限を現行より下げることを検討している。

一般的な夫婦モデル世帯の年金収入は189.9万円であり、いきなり、一般的な年金収入の夫婦がほとんど2割負担となるような、下限が「単身の年金収入+その他の合計所得金額が190万円以上(夫婦で256万円以上)」になる可能性はないだろうが、このような2割負担の下限を広げる動きは続き、今の現役世代が介護給付を受ける場合、一般的な年金収入がある世帯は2割負担が常となるかもしれない。

(参考)

日経新聞 2023113日「高齢者の介護保険料、引き上げ検討 所得410万円以上案」
参考資料2 給付と負担について(参考資料) (mhlw.go.jp)
厚生労働省 我が国の人口について (mhlw.go.jp)
保険料率の変遷 | 協会けんぽ | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)
日経新聞 2023127日 「介護2割負担拡大、年内決定へ 年収190万円以上で試算」
厚生労働省 第109回社会保障審議会介護保険部下の資料について
01 資料1 給付と負担について (mhlw.go.jp)

文/大堀貴子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。