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スコッチに合う絶品おつまみが爆誕!革新的な調理法から生まれた「革命生キャラメルナッツ」

2023.12.31

怒濤のレシピを写真入りで詳細解説

 そこで料理初心者にも簡単に作れて、なおかつキャラメルが柔らかいという方法をついに編み出しました!! ってことで、以下、怒濤のレシピを写真入りで詳細解説。

 材料は

○ナッツ:3つかみ程。ま、小鉢一杯くらい。重量でいうと30g程度。今回はとにかく安くしたいんでピーナッツにしましたが、カシューナッツでもクルミでもアーモンドでもOK。ただピスタチオは辞めた方がいい。アレはそのまま食べた方が全体ウマイ。

○キャラメルコーン:あの東ハトのキャラメルコーン。普通に売ってる70gパッケージの三分の一ほど。味噌汁のお碗で山盛り一杯って感じの量。キャラメルコーンもいろんな味が出てますが、普通のヤツが無難。

○砂糖:ティースプーンですりきれ2杯。グラニュー糖でも三温糖でも、砂糖ならなんでも良し。

○塩:隠し味として、ほんのひとつまみ。わかりやすく言うと耳かき2杯くらい。

○水:ほんの少々。スプーン2杯程度。当然水道水でいいよ。

↑ナッツとキャラメルコーンの量は、この写真を代替の目安で使ってくださいな。

 で今回は火を使うので、この他の調理器具として、フライパン、ヘラ(あればシリコンベラが一番理想)、それとアルミホイルを用意してほしい。

 さ、調理に入ります。

○フライパンを弱火にかけ、ナッツを入れて軽く煎る。ナッツの一粒の一部だけでも軽く茶色くなったら、その時点で火を止めて、アルミホイルの上に取り出す。

↑このくらい色づいたら、速攻で火を止める。でもま、そんなちょっとくらい焦げても、逆に全然熱は通ってなくても大した問題はない!

↑いったんアルミホイルの上に取り出したとこ。

○キャラメルコーンをビニール袋に入れて、こなごなに砕く。

↑力入れなくても、すぐにこなごなの粉状になります。写真はジップロックを使ってますか、ビニール袋なんらなんでもよし。

○フライパンに粉状になったキャラメルコーンを全部入れて、弱火にかけて、フライパンが温まってきたら、スプーン2杯の水をキャラメルコーンの上からかけヘラで混ぜると、キャラメルコーンがペースト状になる。ヘラで混ぜても水分が全体に行き届かず、また粉っぽい部分が残っていたら、水をスプーン半分くらい入れて全体に水分が行き渡るようにしする。水分はギリギリ全体に水が行き渡る程度のギリギリに押さえるのがコツ。

↑ヘラで混ぜ始めた時はこの程度の水分量でも大丈夫。

↑最初は水が少ないか? と思っても、たいていは混ぜるとちゃんと全体に水が行き渡って、こんなペースト状に。ペーストの中にピーナッツぼい個体が入ってますが、これはもともとキャラメルコーンのパッケージの底に入ってるピーナッツ。入っても、入らなくても調理法に変わりはない。

○ペースト状になったキャラメルコーンがフツフツと沸騰してくるので、そこにピーナッツを全部投入してよく混ぜる。

↑ペースト状キャラメルコーンとピーナッツが混ざった状態。

○フツフツと沸騰しているナッツ混じりのペーストの上に砂糖をティースプーン2杯分と塩をひとつまみ入れて混ぜる。砂糖が溶けて全体がよく混ざったら火を止め、さっきまで煎ったナッツを載せていたアルミホイルの上に取り出す。

↑キャラメルコーンのペースト、ナッツ、砂糖、塩が全部混ざった状態。こんな感じになったら火を止めてアルマホイルの上に移す。

↑アルミホイルに移したとこ。

○アルミホイルの上のブツ(全部混ざったヤツね)のあら熱が撮れたら、冷蔵庫で冷やす。

 で。使ったフライパンとヘラ。ペーストのカスがこびりついてますよね。ブツを冷蔵庫で冷やしている間にこれもキレイにしちゃいましょう。

○フライパンに水を入れて強火にかける。水が沸騰してきたら、ヘラで軽く鍋底だのヘリだののこびりついた部分を軽くこすれば、こびりついたカスは沸騰したお湯の中に浮いてくるように簡単に取れる。

○10分ほどブツを冷やしたら完成!!

↑できたブツ。冷やしてもナッツの回りのキャラメルはこんな風にソフト!

 いわゆるキャラメルナッツって、砂糖をキャラメル化させて固めるんだけど、この『革命生キャラメルナッツ』は、砂糖で固めるんじゃなくて、キャラメルコーンのでんぷん質で固めるというか糊化させるので、ソフトだし、なにより簡単。そうとう新しいと思うんだけどなぁ~、このツマミ。

 ってことで、コイツでカティサークを呑むワケですが、最初の方に書いた100周年イベントで、高円寺のバー『BAR私』や蔵前の蒸留酒専門量り売り専門店『きみどり』を経営するバーテンダーの森本隆介氏から『カティーサークの新しい楽しみ方』として、いろんな飲み方の紹介があったの。

 その中で『ドライオレンジ漬け込みカティサーク』っていうのが、いや~コレ、超好みでした。

 カティーサーク1本に、水で回りに付着した砂糖を洗い流したドライオレンジ4枚を30分ほど漬け込むってヤツ。

 森本氏曰く「カティサークは、もともとオレンジのような香りがする」そうで、それをさらに引き出した呑み方。今回のツマミ『革命生キャラメルナッツ』は、この呑み方にも再度自画自賛しますが強烈にマッチする。

 ただ『ドライオレンジ漬け込みカティサーク』の正式レシピはボトル一本使うレシピなので、家庭では難しいかと思い、手抜き風のレシピで、グラスのカティサークに洗ったドライオレンジを2分の1枚ほど直接入れて5分程置いてみたら、これもこれでナイスな味わい。二口目、三口目と徐々にドライオレンジの風味が効いてくる味変も面白い。呑み方はストレートが基本ですが、これでハイボール作っても当然ウマイはず。

↑『革命生キャラメルナッツ』と『ドライオレンジ漬け込みカティサーク(手抜きレシピ版)』の最終完成図。

 あ、最後に『革命生キャラメルナッツ』、出来立ては手にベトつきますが、冷蔵庫で10分ではなく1時間くらい冷しつづけると(ラップはしない)、回りが乾燥してベトつきがなくなります。それでもソフトさは変わらないので、できれば呑みたい1時間前に作るのをオススメ。

 それでは楽しい年末年始を。

文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

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