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ダイソーの毛玉取り、どれくらい使える?電動タイプとブラシタイプを試してみた【100均】

2023.12.27

寒くなってニットを出してみると、毛玉が多くて着られないという経験をしたことがある人もいるのでは。処分するにはもったいないと毛玉取りアイテムを探すと、1500円以上のものが多い。今後も使う予定はあるものの、頻繁に使うものでもないしと買うのにためらう価格帯。

そんな場合は、100均の毛玉取りを試してからでも遅くない。今回は、ダイソーで見つけた2種類の毛玉取りを紹介する。

音は大きいが毛玉をバリバリカット!電動式の毛玉取り 110円

スイッチのオン・オフで使用するタイプの「くるくる毛玉取り」。片手に収まる程度のコンパクトタイプだ。

パーツは簡単に外すことができる。シンプルな仕組みだ。

単三電池2本が必要。電池は別売りのため、常備していない場合は、毛玉取り購入時に一緒に買っておくことをおすすめする。

中にブレードが3つあることがわかる。この面を衣類にあて、やさしく円を描くように使用することと使用例に書かれている。

使い方に不安があれば、毛玉取りのパッケージに詳しく書かれているため、一緒に保管しておこう。

まずは太い毛糸で編まれたローゲージのニットで試してみることにした。スイッチを入れると、かなりコンパクトだが音は大きめ。ブレードが回っていることを知らせてくれるため、ある意味安心ではあるが、音が気になる時間帯には使用するのがむずかしそうだ。

毛玉取り使用前のニット。もやもやっと毛玉がある。

使用後は、毛玉が取り除かれ、編み目がクッキリしたことがわかる。

次に、細い毛糸で編まれたハイゲージニットの細かな毛玉でも試してみた。

わずかに残っているようにも見えるが、毛玉はある程度除去できているようだ。というのも、ダストカップを確認すると取れた毛玉が入っているのがわかるからだ。

電動式毛玉取りは、基本的には毛をキャッチして切り取る形でケアする仕組み。モヘア、アンゴラ、カシミヤなど毛の長い製品や薄い生地の製品に使用をするのはNGだ。高級品にも使わないようにと書かれている。

また、生地に押し付けすぎると生地を傷めたり、穴があく心配があるため気をつけたい。毛玉取りのブレードの刃の耐用性はわからないが、1台常備しておくとニットの寿命が延びることうけあい。

セーター以外に、ブルゾンなどのリブ部分にできた小さな毛玉や、靴下の毛玉取りにもおすすめだ。

■商品詳細

商品:くるくる毛玉取りL873
価格:110円(消費税込み)
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリスチレン、スチール
サイズ:8cm×7.5cm×4cm
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131375398

こまめな手入れにおすすめ!ブラシタイプの毛玉取り 110円

洋服のエチケットブラシのようにも見えるのが「毛玉取りブラシ」だ。これで、毛玉がきちんと取れるのか、初めてなので使い方を見ながら試してみた。

ブラシの真ん中が空いている形状で、短めの毛は固めでしっかりしている。

片手で衣類を抑えながら、編み目に対して平行にブラッシングする。

模様編みのニットで試してみた。

ブラシが引っかかって動かなくなるのではと心配したが、そんなことはなく、もやっとしていた毛玉が取り除けたようだ。

模様編みではなく編地が平らなニットのほうが、きれいに取れそうだ。ほかに毛玉になっているニットが見当たらず、ハイゲージニットでも確認してみた。

毛玉自体が小さいため、ブラシがキャッチできるのだろうかと思いつつ、ゆっくりブラッシング。

思ったより毛玉が取れた印象だが、ゆっくり丁寧に行わないと、ブラシに引っかかってこなかった。急いでいるときは、電動の方がいいかも。

ニット自体は、少しきれいになった程度の印象ではあるが、毛玉取りブラシ側を確認すると、しっかり取れていることがわかる。仕上げは、手のひらで整える。

生地を傷めないようにブラシは斜めに傾けて使用しないことや、高級な衣類には使用不可と注意書きがされていた。

確かに、繊細なニットで力加減を間違えると、逆にニットにひっかかってダメージを与えてしまうかもしれないため気をつけたい。

また、洋服のホコリを取るブラシにも似ているが、毛先が固めのため、洋服ブラシとしての使用もやめた方がいいだろう。収納時は、毛が固めとはいえ、ブラシの毛先にダメージを与えないよう毛先を上にして保管しよう。

■商品詳細

商品:くるくる毛玉取りL873
価格:110円(消費税込み)
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリスチレン、スチール
サイズ:8cm×7.5cm×4cm
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480152813

毛玉取りブラシは、慣れれば問題ないのだろうが、使用するのにコツがいる印象。電動の毛玉取りは、使い勝手がよく、楽ではあるが、力加減を間違えると生地を傷める心配がある。

ニットへのやさしさを優先するなら毛玉を優しくすくいあげる毛玉ブラシ、さっさと毛玉を取りたい場合には電動毛玉取りという選択になるだろう。

ただ、毛玉はたくさんできてからより、こまめに手入れした方が衣類は長持ちする。ちょこちょこ手入れできる人は、ブラシをひとつ常備しておくといいだろう。100円(税抜き)で、お気に入りの1着を長く愛用できるのだから。

・ダイソー
https://jp.daisonet.com/

撮影・文/林ゆり

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