一番使いやすいのはどれ？ダイソーで買える110円ピンセット8種類の違いを検証【100均】

先が曲がっていて作業しやすい「ステンレスピンセット 曲型」

こちらは、先端が折れ曲がっているのが大きな特徴のピンセット。そのため、（水平面に対し）手首をさほど傾けなくても、モノをつまめる。パッケージには、「細かいものをつかみやすいすべり止め加工付き」とあるとおり、先端に浅い凹凸が刻みこまれている。

先端の開きが約3cmとかなり広く、反発力もあるため、極小サイズのものをつかむには力が要る。また、8mmのビーズをつかむのに、てこずったのは意外であった。これまでのピンセットと違い、最先端の部分ではつかみにいのである。

若干の練習をして、最先端よりもう少し上の部分でつまむとうまくいくことがわかった。4mmのビーズは、最先端の部分でも容易につまめた。

■商品詳細

商品名：ステンレスピンセット 曲型
価格：110円
原産国：日本
材質：ステンレス鋼 SUS430
商品サイズ：長さ12.4cm
種類：－
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4994163287711

精度を要する作業にぴったりな「ピンセット 鷲口タイプ」

先端が、鷲（ワシ）の口先のように緩やかにカーブしているピンセット。パッケージには、「狭いスペースの精密作業に最適！」と書いてあり、腕時計の内部にピンセットの先端が添えられた写真も載っていて、精度が求められる作業には最適と考えられる。

もちろん、ハンドメイドの分野にも向いており、8mmのビーズ、4mmのビーズともに難なくつまめた。

■商品詳細

商品名：ピンセット 鷲口タイプ
価格：110円
原産国：中国
材質：ステンレススチール
商品サイズ：長さ11.3cm
種類：－
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4979909789933

手の届かないところでキャッチできる「ロングピンセット 先曲タイプ」

通常のピンセットの約2倍の長さ（25cm）があるもので、一瞬菜箸を思い起こした。もちろん用途は料理ではなく、手の届かないところにあるものをキャッチするのに使う。

ハンドメイドでいえばハーバリウムの制作。細身のガラス瓶に花を挿し入れる際に重宝するだろう。また、魚を飼っている水槽の底やソファの隙間に落ちたものを取り出す、マジックハンドとしての使い道もある。

筆者は、ウェットティッシュを挟んで、エアコン送風口の奥のような、指が届かない箇所の清掃に使っている。反面、長さがあだとなって、卓上でのハンドメイド作業には向いていない。

■商品詳細

商品名：ロングピンセット 先曲タイプ
価格：110円
原産国：中国
材質：ステンレス鋼
商品サイズ：長さ25cm
種類：－
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4991203182944

力を抜いたままホールドできる「逆作用ピンセット」

それまでのピンセットとは真逆の構造で、そのままの状態では先端は閉じている。2本の指でにぎって力を入れると先端が開き、力を抜くと先端が閉じて、つまんでいるものがしっかりホールドされるという仕組み。

つまり、何かをつまんだ状態で作業をしばらく続行させたいときに、指が疲れないという大きなメリットがある。

最大限に力を入れると、先端の開きは約1.5cmとなるので、8mmのビーズも4mmのビーズも易々ととらえられた。把持し続けるのに力を要しないというのは、かなり使い勝手が良い。個人的には、今回紹介したなかでベストアイテムとして推したい。

■商品詳細

商品名：逆作用ピンセット
価格：110円
原産国：中国
材質：ステンレス鋼
商品サイズ：長さ11.8cm
種類：－
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4549131955965

撮影・文／鈴木拓也