「自分に自信がない」人のうち、「外見」に自信がない人が多数。一方、8割近くが「価値観の一致」を最重視
恋愛において、自分に「自信がある」、「どちらかというと自信がある」と回答した人はわずか12.2%となっており、87.8%の人が「自信がない」、「どちらかというと自信がない」という結果となった。
また、自分に自信が持てない人の理由として、43.1%で「顔や身長などの外見」が最多となり、それこそが”恋愛控え“の最も大きな原因と考えられる。
一方、75.5%が、パートナー選びで最も重視することは「価値観の一致」と回答。「顔や身長などの外見」と回答した人はわずか11.8%にとどまった。
また、『with』が全国の20代マッチングアプリユーザーの男女1,000名に行った「20代マッチングアプリユーザーの実態調査」でも、マッチングアプリ経験者がパートナー選びで最も重視するのは「価値観の一致」と、同様の結果になっている。
マッチングアプリユーザーに限らず、20代のパートナー選びにおいて、最も重視していることが「価値観の一致」であることがわかる。つまり、20代の中で「自分に自信がない部分」と「相手が自分に求めている部分」の違いが生じていることが明らかとなった。
恋愛以上に優先度が高い趣味がある人は62.9%。そのうち、「自身の趣味を理解(許容)してくれるパートナーがいれば欲しいと思う」と回答した人は96.0%と、多くの人が趣味を理解してくれるパートナーであれば一緒にいたいと思う傾向にあるようだ。
つまり、20代で「趣味に時間を使いたいから」という理由で恋愛を敬遠している人も、趣味を許容してくれる人に対する恋愛意向は高いと言える。
総括:恋愛を始めるための第一歩は、「自分に自信がない部分」と「相手が自分に求めている部分」の違いを理解することがカギ
今回の調査から、20代は「恋愛をしたくない」、「興味がない」という意味での恋愛離れをしているわけではなく、むしろ本心では価値観の合う、自身を理解してくれるパートナーがいれば恋愛をしたいと考えている一方、外見などの理由から自分に自信がなく積極的な恋活ができない”恋愛控え”状態の20代が多数存在することが判明した。
また、自身の外見に対する懸念とは裏腹に、恋愛において最も重視されるのは「価値観の一致」という結果となっており、「自分に自信を持てない理由」と「相手が求めていること」にギャップが生じていることが明らかに。
つまり、“恋愛控え”状態の20代が恋愛を始めるための第一歩は、「その違い」を理解することがカギになることがわかった。
調査概要
調査名称:20代の恋愛に関する調査
調査方法:インターネット調査(クロス・マーケティング アンケートモニター)
調査期間:2023年8月29日(火)~8月31日(木)
調査対象:全国の20~29歳の男女のうち、以下の条件に該当する回答者
1. 恋愛パートナーがいない人
2. Twitter、Instagram、Facebook、TikTokなどのSNSを頻繁(1日複数回)に使用されている人(投稿ではなく閲覧も含む)
3. 現在、恋愛意向はあるが、積極的な恋活ができていない人
調査人数:1,000名(男女×20代前半・後半で均等割り付け)※スクリーニング調査はn=6,217
構成/Ara