壁美人とパンチングボードで壁面収納をDIYしてみた
ここからは、壁美人の壁面フックとダイソーのパンチングボードを使った壁面収納の作り方をレビューしていきます!
【材料・道具】
● 壁美人 壁側金具P-4セット(6kg用) 2枚入り
● パンチングボード
● パンチングボード用フック各種
● Dカン
● ホッチキス(180°開くもの)
● ペンチ
● マスキングテープやメジャー(あると便利です)
使用した壁美人のパーツは「石膏ボード用固定金具P-4金具セット(2枚)静止荷重6kg用」という商品名で販売されているもの。金具1枚あたりの最大静止荷重は6kgです。
フックとしてそのまま使うなら「白」がおすすめですが、今回はパンチングボードで見えなくなるので値段が安い方の「塗装なし」を選びました。
パンチングボードは有孔ボードとも呼ばれる穴の開いたボードです。インテリアディスプレイやDIYによく使われるアイテムですね。
こちらはダイソーにて税込330円で購入した30×60cmサイズのもの。他に30×40cm(税込220円)、30×20cm(税込110円)もありました。
ちなみに裏表でリバーシブル仕様になっていて、ダークブラウンのヘリンボーン風デザインとして使うこともできますよ!
ダイソーではパンチングボード用のフックも各種税込110円~販売しています。
受け金具の代用として、今回は100円ショップで販売しているDカンを使用します。パンチングボードの穴に通して使うので、必ず穴の直径と間隔に合うサイズのものを選んでください。
ダイソーのパンチングボードの場合、穴の直径5mm、穴と穴との間隔が25mmなのでこちらのサイズなら大丈夫です。
ちなみに壁美人にはパンチングボード設置専用のパーツ(受け金具)もありますが、今回はコスパを考えて使用していません。そちらの商品は2個セットで1,210円程度なので、より簡単で強度の確かなものを作りたい場合は使用を検討してみてくださいね。
【作り方】
(1)Dカンをペンチで曲げ、パンチングボードの穴に通してからペンチで曲げなおして留める
ペンチでDカンを開き、写真のようにパンチングボードの穴に通します。
今回はホワイトの面を表にしたいので、Dカンの曲線部分がダークブラウンの面になるようにしてください。
穴に通したら、再びペンチを使ってDカンの口を閉じます。これを両端に計2か所作りましょう。
(2)壁美人の金具を設置する場所を決める
マスキングテープでチェックしておくと設置するときに楽です。
Dカンをつけた箇所が壁美人の金具設置場所になるので、Dカンの中心~中心までを測ってマステでチェックしました。
(3)壁美人をホッチキスで壁に設置する
壁美人のセットに同梱されているのはP-4金具×2個、P-4フィルム×4枚、専用針1箱(50本入)と、取り付け方法が書いてある取り扱い説明書です。
金具1個の大きさはこれくらい。
ホッチキスは180°開くタイプを用意してください。
金具1つにフィルム2枚をつけて使います。
説明書によると、フィルムのくぼみを狙って縦に2か所ホッチキス留めをする、ということ。ホッチキスを開いて手に持ち、まずは慎重に試してみたところ…
ホッチキスの針が上手く壁に刺さらずこんな状態に。
見事失敗しました!
続いてガシャン!と勢いよくやってみましたが、どうにも上手く刺さってくれず、ホッチキスの針がひしゃげて落ちてきてしまいます。
何度か試したところ、取扱説明書にも書いてあるホッチキスの角度が重要なようで。壁とホッチキス本体の間に約30°の角度を保つのがコツでした。
加えて、ホッチキスを押すときにぶれたり力の入れ具合にバラツキがでるとすぐに針がひしゃげてしまうので気をつけましょう。
ホッチキスの先端(針が出てくるところ)をフィルムにぴったりとあてた状態で、本体の角度を壁から30°にキープしつつ、壁に対して真正面から力を加える、といったやり方を意識すると上手くいくと思います。
手を上にあげた状態でやると力の入れ具合にバラツキがでやすいので、高い位置に設置するときは目線が同じくらいになるように台などを使うことをおすすめします。できるだけ設置位置の真正面から力を加えると、成功しやすかったですよ!
4個のくぼみ全てにホッチキスを縦に2か所ずつつけたらOKです。
もう1つの金具も同じように設置しましょう。
ちなみに筆者は最初のうちに失敗しすぎて50本ある針がこれだけになってしまいました…(笑)
(4)壁美人のフックにパンチングボード裏のDカンをひっかけ、パンチングボード用フックをつけたら完成
フックにDカンをかけたらパンチングボードの設置完了です。
パンチングボード用のフックなどをつかって好きにレイアウトしていきましょう。
フックにはカギや文房具などをかけて「かける収納」にして、棚には雑貨を置いて「見せる収納」にしてみました。
ダイソーのパンチングボード用棚はミニサイズですが、CDや小さめのフォトフレームくらいなら問題なくディスプレイできました。
お気に入りの本も飾りながら収納できるのが嬉しいですね。
メッシュハンガーなどを使えば、スペースを拡張させることもできます。
壁面収納は手に取りやすいので、普段使いするものや、目に入ると嬉しい小物なんかを置いておくのがおすすめ。
例えば小さなオブジェや香水、アクセサリー、時計、観葉植物など、部屋のインテリアに合わせて色々と試してみてください。
ちなみにこちらはひっかけるのにちょうど良いと思い試しに飾ってみた筆者秘蔵の「フチ猫」コレクション。見た目は可愛くてテンションが上がりますが、少しボードに触るたびにポテポテと落ちてくるのであまりおすすめはしません(笑)。
もし推しグッズを飾るなら、アクリルキーホルダーやひも付きのぬいぐるみなど安定感があるぶら下げ系が良いかもしれませんね。お気に入りのグッズはぜひデスク前など目につくところに設置してください。
以上、壁美人とダイソーのパンチングボードを使ったDIYレビューでした。
手軽なグッズ「壁美人」を使って壁面DIYをしてみよう
手軽なDIYグッズとして人気の壁美人をご紹介しました。
初めて行ったホッチキスでの設置に、正直最初のうちは「実は難しいのでは…?!」と思いましたが、コツをつかめばサクサクっとできました。
強い力が必要なく、シンプルなフックのパーツで汎用性が高い点も良かったです。ラインアップも色々あって楽しいし、アイデア次第でDIYの幅を広げてくれると思います。
壁面DIYに憧れはあれど面倒そうだと思っていた人は、おしゃれに片付く「壁美人」シリーズを試してみてはいかがでしょうか。
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.