目次
年末大掃除のシーズン。部屋を片付けているときに、「ここの壁にちょっとした収納があったらいいのに…」なんて思うことはありませんか?
壁面収納は空間を有効利用できる便利なワザですが、設置するには多少の手間がかかるのがネック。賃貸マンションなどは跡が残ってしまうのも気になりますよね。
そんなときにおすすめなのが、設置の手軽さで注目を集めている商品「壁美人(かべびじん)」です。今回の記事では、壁美人とダイソーの「パンチングボード」を使った壁面収納の作り方やコツをまとめました。
壁にビス穴をあけない「壁美人」とは?
壁美人は、DIY好きの間で人気の「石膏ボード壁用固定金具」です。
固定するために必要なのは釘やビスではなく、180°開く事務用のホッチキス。一般的なホッチキスが1台あれば、棚やアートボード、鏡や本棚、テレビなど重量があるものでも安全に壁に設置することができます(※)。
※設置可能な重量の目安は金具の種類によって異なります。
■ 壁美人の特徴その1
<釘やビスに比べて壁穴が目立ちにくく、強い力や特別な工具がなくても着脱ができる>
壁美人の1番の特徴は、外したときの跡が目立たないこと。ホッチキスの針で壁面に固定するため、ビスや釘、プッシュピンなどと比較しても残るのはごく小さな穴の跡だけです。
ホッチキスの針なので着脱に強い力や特別な工具は必要なく、DIYに慣れていない人や力のない女性でも扱いやすいのがメリットです。
参考までに、左の赤い丸で囲ってあるのがプッシュピンの跡で、右がホッチキスの針を刺した跡です。
ただしこちらの写真でわかるように、壁に全く穴が開かないというわけではありません。賃貸マンション・アパートなどで壁美人を使用する際は、事前にご契約書などを確認されることをおすすめします。ホッチキスの針を壁に刺す構造上、ごく小さな穴は残ってしまうので、賃貸物件で使用する際は各自でご判断くださいね。
ちなみに、一般的な賃貸物件では画鋲やプッシュピン程度の穴なら原状回復義務が適用されないことが多いです。しかしなかには契約書で「プッシュピンなどの使用不可」としているケースもあるため、壁美人のメーカーさん側も「賃貸OK」との明言はしてないので注意しましょう。
■ 壁美人の特徴その2
<下地材がない場所でも設置できる>
ある程度重量のある棚を壁に設置する場合、通常であればビス打ちをしなければなりません。壁にビス打ちをするには下地(柱)のある場所を探すか、「石膏ボード用アンカー」という部品を用意する必要があります。
その点、壁美人は石膏ボード専用なので、一般的な石膏ボードの壁(※)であればそのまま設置することができます。設置場所の選択肢が多いので、レイアウトも自在です。
※石膏ボードではない壁(コンクリート壁、砂壁、木壁、土壁など)には使用できません。石膏ボードでも、ホッチキス針が刺さらない「硬質石膏ボード」には使用できません。
■ 壁美人の特徴その3
<ラインナップが豊富で、テレビなど重たいものが設置できる専用金具もある>
パーツのラインアップが豊富なのも、壁美人が人気の理由の1つ。基本のフックやウォールシェルフの他、テレビやロードバイクなど重たいものが設置できるほど強度の高い商品もあります。
パーツラインアップについては次の見出しで詳しく後述しています。
■ 壁美人のパーツラインアップ例
壁美人は、設置したいモノの重さや種類に合わせてパーツラインアップが揃っています。
ちょっとした小物から家電、大型のホビー用品まで、用途に合わせてパーツを選べるので流行りの浮かせる収納にはぴったり。工夫次第で色々なDIYに活躍します。
● 壁面フック 耐荷重6/12/18/24kg
● 受け金具各種
● 壁美人シェルティシリーズ(ウォールシェルフ)各種
● テレビ壁掛け金具各種
● ロードバイクハンガー 壁美人 BIKE MAN
● 石膏ボード用サーフィン固定金具2段 SURFING HERO
など