2023年は、移動や入場制限がなくなったことで心置きなくお城巡りが楽しめるようになった。コロナ禍で旅行を計画し実行に移したお城ファンも多いのではないだろうか。
そこでGPS城郭スタンプラリーアプリ「ニッポン城めぐり」は、『お城ファンが実際に訪れた日本のお城ランキングTOP300(2023年版)』を発表。
このランキングは、31万人のお城ファンが利用するニッポン城めぐりアプリの膨大なGPS位置情報ビッグデータ(2023年1月1日~11月30日のデータ)をもとに算出しており、 “お城好きが実際に訪れたお城が分かるランキング”となっているので、注目のポイントをピックアップしてお伝えしよう。
今、もっとも熱いお城は?!お城ファンが実際に訪れた日本のお城ランキングTOP10(2023年版)
2020年から2022年の3年間、コロナ禍により集計を中止していたため、本ランキングの発表は4年ぶりとなる。
今年は、NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に伴い「大河ドラマ館」が開設された、駿府城・岡崎城・浜松城がいずれもトップ10入りし、その反響の大きさが現れたランキングとなった。
中でも、静岡市を中心とした“家康ゆかりの地”の周遊企画を実施した「ニッポン城めぐり」のデジタルスタンプラリーの影響で、駿府城(静岡市)が1位となったほか、久能山城や持船城(いずれも同市)が初登場するなど、静岡県内の城郭が多数順位を上げる結果となった。
また、昨年11月リニューアルオープンし、同じく「ニッポン城めぐり」で周遊企画を実施した岡山城(岡山市)が5位と躍進し、他にも昨年リニューアルした福山城(福山市)や、震災被害から着実に復興している熊本城(熊本市)も上位にランクインするなど、施設の改修が集客に寄与していることがわかる。
順位 城郭名(*は日本100名城、#は続日本100名城)
1位(↑) 駿府城(静岡県静岡市)*
2位(―) 姫路城(兵庫県姫路市)*
3位(↑) 犬山城(愛知県犬山市)*
4位(↓) 松本城(長野県松本市)*
5位(↑) 岡山城(岡山県岡山市)*
6位(↓) 松江城(島根県松江市)*
7位(↑) 岡崎城(愛知県岡崎市)*
8位(↓) 彦根城(滋賀県彦根市)*
9位(↓) 小田原城(神奈川県小田原市)*
10位(↑) 浜松城(静岡県浜松市)#
※順位横の()内は2019年のランキングからの変動を表す。
(―)変動なし、(↑)上昇、(↓)下降、(初)初登場、(再)2018年以前からの再ランクイン
関連情報
https://cmeg.jp/
構成/Ara