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ワインを飲む上で欠かせないワイングラス。自宅では、ワイングラスではなく、ウオーターグラスなどを代用する場合もあると思うが、ワイングラスがあると、同じワインでも格上げされたように感じる。それが、数百円で叶うなら試してみる価値はあると思う。高コスパで驚かされた、ダイソーのワイングラスを紹介しよう。
有名なクリスタルボヘミア社のシャンパングラス 330円
なぜダイソーで取り扱っているのかと驚くのが、チェコのクリスタルボヘミア社の「ボヘミアシルビアシャンパングラス」だ。ガラスといえば、ボヘミア社と言われるほどで、こちらは口コミやSNSでソムリエなどプロからも驚きの声が上がっているグラスだ。きれいなカリクリスタルガラスで、シャンパングラスとしては一番人気の形状だ。
BOHEMIAというロゴも高級感が漂っている。
カリクリスタルとは、日本硝子工業会の定義によると、酸化鉛を含まず、酸化カリウム、酸化バリウム、参加チタニウム、酸化亜鉛などを単独、または共に10%以上含むもので主成分に応じてカリクリスタルと定義されている。
ちなみに、バカラなどラグジュアリーブランドでは、酸化鉛が24%以上含まれているものをクリスタルと定義している。飲み口部分も薄く、口当たりもいい。
ステムの長さは、4本指がかかる程度で持ちやすい。短すぎると、手の温度でせっかくのシャンパンが温かくなるため、これくらいがちょうどいい。これが300円(税抜き)なら、友人や親せきが集まるときなどのために多めに準備しておいてもいいだろう。
■商品詳細
商品:ボヘミアシルビアシャンパングラス220mL
価格:330円(消費税込み)
原産国:チェコ
材質:カリクリスタルグラス
サイズ:6.5cm×22.7cm×6.5cm
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/5065009549313
カリクリスタルのシャンパングラス 220円
こちらも同じくカリクリスタル製。Potash Crystalと書かれているが、Potashが、カリや炭酸カリウムの俗称のため、「カリクリスタルシャンパングラス」という意味だ。
ほぼ同じグラスに見えるため、先ほどのボヘミアシルビアシャンパングラスの方にだけ、飲み物を注いでみた。
高さが少し低めなのと、飲み口部分がボヘミアグラスの方がわずかにすぼんでいるのに対し、カリクリスタルシャンパングラスの方がストレートになっている。
また、ステムの下の部分は多少厚く、少しもたついた感がある。とはいえ、ステムの長さも持ちやすく、ウオーターグラスで飲むよりも、かなり気分が変わりそうだ。
■商品詳細
商品:カリクリスタルシャンパングラス220mL
価格:220円(消費税込み)
原産国:中国
材質:カリクリスタルグラス
サイズ:7cm×21.5cm×7cm
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480223421
ヴィンテージグラスを思い起こさせるワイングラス 330円
これは、もしやあのラグジュアリーブランドのヴィンテージワイングラスではないのかと、少し遠目からなら見間違えそうな「ボヘミアダイヤワイングラス」。重厚感もあり、ちょっと贅沢な気分になれそうだ。
ステムから継ぎ目なくプレートにつながり、本格的なワイングラスの仕様に驚かされた。
ワインを注ぐボウルのすぐ下のステム部分にも細工が施されているおり、入れた飲み物の色が反射している。ステムの中央にあるダイヤモンド模様の飾りが、優雅なたたずまいを演出している。
■商品詳細
商品:ボヘミアダイヤワイングラス230mL
価格:330円(消費税込み)
原産国:チェコ
材質:カリクリスタルグラス
サイズ:7.4cm×15.2cm×7.4cm
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/5065009549238
シンプルで使いやすいワイングラス 220円
シンプルで240mLと、程よいサイズの「ワイングラス」だ。240mLと言われてもピンと来ないかもしれないが、立食パーティーなどでドリンクカウンターに並んでいるワイングラスを想像していただければイメージできるだろうか。
赤ワイン用、白ワイン用とこだわってグラスを揃えている場合には、香りや酸化のスピードが物足りないかもしれないが、デイリーのテーブルワインなら十分かもしれない。
ステムは多少短めではあるが、それほど気にならなかった。むしろ、自宅でのんびり飲むには、うっかりグラスを倒してしまう心配も軽減されるのではないだろうか。
多少、飲み口部分のリムに厚さを感じたが、自宅で洗うことを考えると、薄はりの高級グラスより、デイリーに気がねなく使える点で助かる。
■商品詳細
商品:ワイングラス240mL
価格:220円(消費税込み)
原産国:中国
材質:無鉛クリスタルグラス
サイズ:7cm×16.5cm×7cm
今回紹介したグラスはすべて、電子レンジ、食洗機の使用不可だ。手洗いしなければいけないのは、高級なワイングラスでも同様。洗いながらうっかり割ってしまったときに、この価格ならショックも最低限ですませられそうだ。
アウトドア用にプラスチックのワイングラスを常備しているが、口当たりを考えると断然、今回紹介したグラスの方がおいしく感じる。この価格ならBBQで使うのもありかもしれない。ステムなしの薄はりグラスもSNSで話題になっていたので、いろいろ試してみたくなった。
撮影・文/林ゆり