DIME MAGAZINE
DJIは、プロ向けシネマカメラプラットフォーム「Ronin 4D」の新製品として、「Ronin 4D-8K」の販売を開始した。
フルサイズ8K/60fpsと4K/120fpsの動画撮影に対応！
「Ronin 4D」は、イメージングシステム、フォーカスシステム、安定化機構が統合され、無線伝送や無線制御にも対応したプロ向けシネマカメラプラットフォーム。
今回の新製品「Ronin 4D-8K」は、Zenmuse X9-8Kジンバルカメラを採用したモデルで、フルサイズ8K/60fpsと4K/120fpsでの撮影が可能。デュアルネイティブISOにも対応し、デフォルトではEI 320/1600、ダイナミックレンジ拡張モード時はEI 800/4000を実現。最大14.7ストップのダイナミックレンジを誇り、逆光や直射日光があるような複雑な照明条件下での撮影でも、明暗部の細かな階調を自然に表現する。
また、正確な露出調整を行なえる9ストップ組込式NDフィルターを内蔵。レンズマウントは交換可能で、DJI独自のDLマウントに加え、Leica Lマウント、Leica Mマウント、Sony Eマウント、ARRI PLマウントにも対応する。
さらに、LiDARフォーカスシステムとフォーカスモーターを使い、マニュアルレンズでもオートフォーカスが可能。自動マニュアルフォーカスモードでは、焦点位置の変化に合わせてフォーカスホイールが回転し、焦点を自動調整。自動調整中、フォーカスホイールで焦点を手動制御できる。
このほか、プロが行なう空撮および地上撮影での撮影機材向けに設計されたDJIシネマカラーサイエンス(DCCS)も搭載し、人の目が感じる色鮮やかさをそのまま鮮明に再現することが可能。
業界で標準とされる規格ACES（アカデミーカラーエンコーディングシステム）ワークフローにも対応し、ほかのシネマカメラと同じカラーシステムでのカラーマネージメントが簡単に行なうことができるとのことだ。
価格は1,810,820円。Ronin 4D本体、Zenmuse X9-8Kジンバルカメラ、DJI DL PZ 17-28mm T3.0 ASPHレンズ、PROSSD 1TB、PROSSDマウント、ハンドグリップ、トップハンドル、高輝度メインモニター、TB50 インテリジェント バッテリー、LiDAR レンジファインダー、DJI Ronin 4D RAWライセンスキーなどを同梱する。
なお、Zenmuse X9-8Kジンバルカメラは単体でも購入可能。こちらの価格は440,770円となる。
製品情報
https://www.dji.com/jp/ronin-4d
構成／立原尚子
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