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「Androidスマートフォン」と呼ばれるデバイスは、Googleが提供する「Android OS」を搭載したスマートフォンを指します。サムスンのGalaxyシリーズや、ソニーのXperiaシリーズなど、各社から様々なAndroidスマートフォンが販売されています。
数あるAndroidスマートフォンの中でも、ある意味〝特殊な立ち位置〟といえるのが、ハードウエアもGoogleが手掛ける「Google Pixel」シリーズです。近年はコストパフォーマンスやAI性能の高さから、日本でも人気を博しているシリーズです。
本記事では、そんなGoogle Pixelシリーズの特徴やお得な買い方について紹介していきます。
Googleのスマホシリーズ「Google Pixel」の特徴は?
Google Pixelシリーズは、ハードウエアとソフトウエアの両方をGoogleが手掛けているスマートフォン。2021年に発売された「Google Pixel 6」以降は、自社開発のプロセッサ「Google Tensor」を搭載し、背面のカメラを横一列に配置した「カメラバー」と呼ばれるデザインを特徴としています。
画像はGoogle Pixel 7 Pro(左)とGoogle Pixel 7(右)
Google Pixelシリーズの特徴はAI性能の高さで、Google フォトアプリでの「消しゴムマジック」やレコーダーアプリでの「リアルタイム文字起こし」といった機能が、ほとんどの機種で利用できます。また、現行モデルのGoogle Pixel 8、Google Pixel 8 Proには、「編集マジック」や「ベストテイク」といった機能も搭載されています。
Googleのスマホ「Google Pixel」シリーズとほかのAndroidスマホとの違いは?
先にも触れた通り、Google PixelシリーズはAI性能の高さが特徴となっており、上述した機能が利用できるほか、カメラのAI補正といった魅力もあります。リアルタイム文字起こしといった機能は、Google Pixelシリーズならではの機能といえます。
また、ハードウエアとソフトウエアの両方をGoogleが提供していることから、ソフトウエアアップデートに長期間対応しているのも1つの特徴。Androidスマートフォンとしては、2年~3年程度のアップデートサポートが一般的なのに対し、Google Pixel 8、Google Pixel 8 Proでは7年間のアップデートに対応しているため、同じスマートフォンを長期間使用したいという人にもおすすめのシリーズです。
Googleでスマホを探す「スマートフォンを探す」機能はGoogle Pixel以外のAndroidスマホでも使える?
Googleのサービスの1つに、「スマートフォンを探す」という機能があります。Google アカウントでログインした端末の位置情報をブラウザ上で確認できる機能ですが、こちらはGoogle Pixelシリーズ以外のAndroidスマートフォンや、iPhoneなどでも利用可能です。
また、「デバイスを探す」という専用のアプリも配信されており、Google アカウントでログインしていれば、利用しているiPhoneといったスマートフォンなどの位置を確認することもできます。ただし、専用アプリはAndroidスマートフォンのみの対応となるので、iPhoneの場合は、ブラウザから「スマートフォンを探す」にアクセスする必要があります。
Googleのスマホ「Google Pixel」にはどんな種類がある?
ここからは、執筆時点で各社から販売されているGoogle Pixelシリーズを見ていきましょう。
Googleの純正スマホシリーズは値段が評判? ドコモ、au、ソフトバンクの最新販売価格もチェック
執筆時点では、Google Pixelシリーズはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから販売中。取り扱いモデル、販売価格はそれぞれ下記の通りとなります。
ドコモ
・Google Pixel 8 Pro:19万8000円~
・Google Pixel 8:11万9900円~
・Google Pixel Fold:25万2890円~
・Google Pixel 7a:7万5350円~
au
・Google Pixel 8 Pro:16万9900円~
・Google Pixel 8:11万7900円~
・Google Pixel Fold:25万3000円~
・Google Pixel 7a:6万3890円~
・Google Pixel 7 Pro:10万7520円~
・Google Pixel 6a:5万3270円~
【参照】au スマートフォン
ソフトバンク
・Google Pixel 8 Pro:17万2080円~
・Google Pixel 8:11万4480円~
・Google Pixel Fold:28万7280円~
・Google Pixel 7a:7万9920円~
・Google Pixel 7 Pro:13万1760円~
・Google Pixel 7:7万9920円~
・Google Pixel 6a:6万7680円~
・Google Pixel 6:8万5680円~
【参照】ソフトバンク 製品情報
Googleのスマホ「Google Pixel」シリーズにはSIMフリーモデルもある!
通信キャリアのほか、Google PixelシリーズはGoogleの直販サイト「Google ストア」でも販売されています。執筆時点での取り扱いモデルと販売価格は下記の通り。
・Google Pixel 8 Pro:15万9900円~
・Google Pixel 8:11万2900円~
・Google Pixel Fold:25万3000円~
・Google Pixel 7a:6万9300円~
・Google Pixel 7 Pro:12万4300円~
・Google Pixel 7:8万2500円~
【参照】Google Pixel
GoogleのPixelスマホは下取りが手厚いのも特徴! 安く買う方法は?
Google ストアでGoogle Pixelシリーズを購入する場合、手持ちのスマートフォンを下取りに出せるのも大きな特徴。下取りの対象はGoogle Pixelシリーズだけでなく、iPhoneやGalaxyシリーズも含まれています。
例えば、iPhone 13 Pro Maxは最大7万5000円、Galaxy S21 Ultraは最大3万2000円で下取り可能。直販サイトの一括販売価格は、基本的に通信キャリアのものよりも安くなっているのに加え、下取りでさらにお得に購入できる可能性があるので、おすすめの購入方法となっています。
最新のGoogle Pixel 8、安価なGoogle Pixel 7a、旧モデルのGoogle Pixel 6a。買うならどれ?
これからGoogle Pixelシリーズの購入を検討している人の中には、どのモデルを買うか迷うという人もいるはず。
Google Pixelシリーズでは、廉価モデルには〝a〟という文字が入っているのが特徴。先に登場した端末でいえば、Google Pixel 7aやGoogle Pixel 6aなどが該当します。
カメラ性能などが若干落ちるものの、安価にスマートフォンを購入したいという人には、こちらのGoogle Pixel aシリーズがおすすめ。一方で、最新の機能を使いたいという人には、Google Pixel 8やGoogle Pixel 8 Proといったモデルがおすすめです。
今話題の折りたたみスマホもGoogleから登場
標準モデル、廉価モデルのほかに、Google Pixelシリーズには、近年注目を集める折りたたみスマートフォン「Google Pixel Fold」も発売されています。Google PixelシリーズらしいAI性能やカメラ品質に加え、大画面が楽しめるデバイスとなっているので、折りたたみスマートフォンに興味があるという人は、ぜひ手に取ってみて下さい。
Googleのスマホ「Google Pixel」シリーズはスマホケースも豊富? 旧モデルのケースも買える?
スマートフォンを選ぶ際には、自分の気に入ったケースが販売されているのかが気になるという人もいるはず。Google Pixelシリーズにも、iPhoneシリーズほどではないものの、さまざまなサードパーティ製ケースが用意されています。
また、GoogleからもGoogle Pixel用の純正ケースが販売されています。
Google Pixel 4、Google Pixel 4aの純正スマホケースは?
執筆時点で、Google Pixel 4、Google Pixel 4aの純正ケースは、Google ストアでの販売を終了しています。AmazonといったECサイトでは対応ケースがまだ販売されているので、サードパーティ製ケースの購入を検討しましょう。
Google Pixel 5やGoogle Pixel 6、Google Pixel 6a、Google Pixel 7、Google Pixel 7aの純正スマホケース
Google Pixel 6シリーズ以降の純正ケースは、Google ストアでも販売されています。また、執筆時点ではGoogle Pixel 5のファブリックケースの在庫も確認できました。
Google Pixel 6以降の純正ケースは、レザーケースやクリアケースなど、多様な種類が現在も販売されています。詳細は、下記サイトをチェックしてみてください。
【参照】Google ストア アクセサリ
※データは2023年12月上旬時点での編集部調べ。
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文/F.さとう