「F値」を調整して、「ボケ」を利用する
ポートレートモードで撮影した際に、さらに背景のイルミネーションの光をぼかしたい場合は「F値」を調整するのがいい。F値とはレンズが光を取り込む量を数値化したものだ。F値を小さくするとボケが強くなり、値を大きくするとボケが弱くなる。
また、光を丸い玉のように撮影するテクニック「玉ボケ」もF値の調整で撮影可能だ。
F値を下げると前景や背景をさらにぼかすことができる
F値の調整だけで写真の雰囲気に変化をつけることができる
「露出補正」で、画面全体を明るくする
撮影した写真が思ったより暗い雰囲気になってしまうこともある。そういう時は、「露出」を調整するのがベスト。露出を上げることよって、写真全体の雰囲気をさらに明るくすることができ、イルミネーションの輝きをより表現することが可能となる。
iPhoneシリーズであれば、カメラを起動して画面をタップして出てくる太陽アイコンか、上部の「^」のマークをタップして出てくる+-のアイコンから調整ができる。
露出を調整せず撮影
露出を最大限まで上げて撮影
***
スマホの標準カメラでもちょっとした工夫で誰でも写真を華やかにすることができる。今回紹介したテクニック以外にも被写体の魅せ方や構図など、さらにキレイな写真が撮れるかもしれない。これを機にぜひ自分なりのカスタマイズを探してみてほしい。
取材・文/峯亮佑