忘年会・新年会シーズンに紛失しやすいものは一位が「スマートフォン」
忘年会・新年会シーズンに”特に失くしやすいと思うもの”を調査したところ、一位が「スマートフォン(34.4%)」二位が「傘(23.4%)」三位が「鍵(14.4%)」となり、僅差で四位が「財布(14%)」となった。その他には「マフラー」「手袋」「タバコ」といった回答も寄せられている。
やはり、スマートフォンは操作を頻繁に行うことが多く、且つ小さなサイズ感で持ち運びが容易なため、多くの人が紛失のリスクが高いと判断しているよう。
特に忘年会や新年会などのイベントでは、写真を撮影したり連絡を取ったりする機会が多く、スマートフォンの出し入れが増えるため、注意が必要だ。
そして二位の「傘」だが、年末年始には雪の降る地域もあり傘を持ち運ぶ機会が増えること、酔いが回っていることもあり電車やタクシーにうっかり忘れてしまうといったケースもあり得るのではないだろうか。
一方で、鍵や財布などの貴重品は、多くの人が予め紛失対策を行っていることから、ランキングの上位に登場しなかったことが考えられる。
小さな物品であるスマートフォンや、普段持ち歩かない傘こそが、紛失の頻度が高いため上位にランクインしているのかもしれない。
失くしやすい物に加えて、「失くしたくない物」についてもMAMORIOユーザーを対象に調査を行ったところ、興味深いことに、2019年と比較して、MAMORIOの登録カテゴリに変化が見られた。
(※登録カテゴリ:MAMORIOを登録する際にどの物品につけるかを「カテゴリ」として選択している)
2019年の調査では、一位が「財布」、二位が「鍵」、三位が「その他」という結果であったが、2023年の調査では一位が「財布」、二位が「鍵」、そして三位に「電子機器」がランクインしており、2019年から比べるとおよそ2.9倍増加した結果に。
「電子機器」がランクインした背後には、現代社会における働き方の変化が影響していることが考えられる。特に、昨今の在宅ワークの普及により、電子機器が仕事や日常生活において欠かせない存在となった。
社用パソコンや社用携帯(ガラケー)、ポケットWi-Fiなどが「電子機器」のカテゴリに登録されていることも多く、これは在宅勤務が一般的になったことを示唆している。また、勤務形態の変化も考慮すべき要因だろう。
昨今、出社と在宅での勤務が混合した形態が増えており、オフィスから自宅への通勤時に電子機器を持ち歩く機会が増えたことも、この変化の一因かもしれない。
仕事に必要なデバイスや情報へのアクセスが不可欠なため、これらの電子機器を失くしたくないという意識が高まっていることが伺える。
そして、忘年会や新年会シーズンにまつわる紛失エピソードには、普段の飲み会とは一味違った失くし方をしている人も少なくない。以下、調査への回答者から寄せられたエピソードを紹介しよう。
・酔っ払いすぎてタクシーにスマホを忘れてしまった。
・トートバッグに財布を入れていたが、酔っぱらって、次の日確認したら無くなっていた。通った道を何度も探したが見つかりませんでした…。
・無い無いと周りまで巻き込んでおいて最後は自分のポケットの中で家の鍵が見つかりました。
・帰りにタクシーに乗って行き、不意にシートにスマホを置いてしまう。今のようにスマホで決済しなかった時代は降りる時財布を出したり色々やっているうちにスマホがあるかなどは忘れてしまい、そのまま降りてしまった。
・スマートフォンケースが手帳型なので、そこに入っていたクレジットカード類が全て抜け落ちて焦った。すぐに利用停止したが結局警察に届けられてて悪用もされておらず助かった。
・忘年会の3次会で持っていたはずのアタッシュケースがなくなっていた。
・職場の忘年会でついつい飲みすぎてしまい、 翌日 朝起きると財布が手元になく、代わりに知らない財布が私のバッグに入っていました。 焦って職場の人に聞いてみると、私の財布と職場の人の財布をお互い間違えて持って帰っていたようです。
忘年会や新年会ではついつい盛り上がり、いつもの飲み会よりも飲みすぎてしまうという意見も多く、その結果紛失してしまうよう。楽しいひとときからは一変し、酔いが冷めた後に失くし物に気づき冷や汗をかいてしまう…そんな事態は避けたいものだ。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:会社からの貸与物(PC・スマートフォン等)がある、且つ忘年会・新年会にて飲酒を行う全国の男女(全国調査)
有効回答数: 500
調査実施日:2023年11月23日
関連情報
https://mamorio.jp/
構成/Ara