帝国データバンクによると、最近の物価高による値上げラッシュは沈静化傾向にあるものの、2023年の年間値上げ品目数は累計3万2189品目にのぼり、前年を大幅に上回る結果となった。
物価は上がってもなかなか収入は増えないという現状において、節約や収入を増やすことだけでなく、新たに「投資」を検討することも対策の一つだ。
そこで投資・配当型クラウドファンディング『ヤマワケ』の運営会社であるWeCapitalは、25歳以上60歳未満の投資意欲のある人(主婦・主夫層含む)を対象に「物価上昇の影響による消費者動向と投資意識」に関する調査を実施したので、結果をお伝えしよう。
9割以上が物価の上昇を実感!物価上昇の対策TOPは「ポイ活」
はじめに、「毎月の生活費(食費や日用品費、光熱費など。家賃やローン、保険などを除く)を教えてください」と質問したところ、『5万円~10万円未満(33.6%)』と回答した人が最も多く、次いで『10万円~15万円未満(24.7%)』『3万円~5万円未満(14.0%)』と続いた。
そこで「ここ数年で物価が上がっている印象はありますか?」と質問したところ、「かなり上がっている印象がある」が最多となり、「やや上がっている」を含めると約9割の人が物価の上昇を実感しているという結果に。
具体的に物価が上がっていると感じたエピソードを聞いたところ、食費、生活品電気代に至るまで、様々なものが値上がりしていると感じている人が多いことがわかった。
■物価の上昇を実感するエピソード
・子どものオムツの値段が高くて日用品のお金が大分増えた(20代/女性/北海道)
・食費が1.5倍(40代/女性/東京都)
・同じ量のものを購入しても会計時の金額が高く感じる(40代/男性/千葉県)
・電気代がほぼ倍になった(50代/男性/埼玉県)
・卵など98円とかあったが今は200円超える(50代/男性/京都府)
・野菜が高すぎて野菜炒めが高くつく(20代/男性/埼玉県)
・野菜が高い。食パンも高い。食品の値段高騰に驚いています(40代/女性/兵庫県)
・ガソリン代がとにかく高い(30代/女性/宮城県)
続いて、「物価の上昇を受けて、対策をしていることはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『ポイ活*(53.7%)』と回答した人が最も多く、次いで『貯金(43.9%)』『投資(41.3%)』と続いた。
*ポイ活:ポイント活動の略。買い物をする際などにポイントを貯めることに勤しむ活動
ポイ活や貯金など、手軽で身近なものから対策を行っている人が多い一方で、約4割の人が物価上昇の対策として投資をしていることも明らかに。
そこで「物価上昇を受けて、投資への関心は高まりましたか?」と質問したところ、8割以上の人が、投資への関心が高まったことが判明した。