いつの間にか生活空間に仕掛けられ、個人のプライバシーを脅かす盗聴器。これを見つけ出すツールとして「盗聴器発見器」が販売されているわけだが、実際のところ、どんな種類・形状・価格帯・メーカーの盗聴器発見器がユーザーから選ばれているのだろうか?
おすすめ比較サイト「Picky’s」を運営するrentryはこのほど、盗聴器発見器に関するアンケート結果を発表した。
本調査は、盗聴器発見器を購入した・購入を考えていると回答した20代から70代までの男女151名を対象に実施したものだ。
購入した、購入予定の盗聴器発見器、1位は「全周波数検知型」
「購入した、購入予定の盗聴器発見器はどのタイプですか?」と質問したところ、1位は、広範囲にわたる周波数を検知でき、比較的安価な製品が多い「全周波数検知型」という結果となり、約半数の方が購入した・購入予定と回答している。
実際に盗聴されている音声を受信する「盗聴音声受信型」、誤反応を減らせる「特定周波数感知型」は、ほぼ同率という結果になった。
1位:トランシーバー型(61)
2位:小型ラジオ型(50)
3位:キーホルダー型(40)
※(回答人数)
また、「購入した、購入予定の盗聴器発見器はどんな形状ですか?」と質問したところ、業務用・プロ用として活用されることの多い「トランシーバー型」が1位という結果になった。「キーホルダー型」のような小型サイズの受信機より、機能や精度が高いことから多く選ばれているようだ。
購入した、購入予定の盗聴器発見器についている機能は?
「購入した、購入予定の盗聴器発見器についている機能があれば教えてください」と質問したところ、「盗撮器発見機能」が一番多かった。また、「盗撮器発見機能」と答えた人の中には、「ホテルに泊まる時に不安だから」(近畿在住 20代男性)といった、盗聴だけでなく盗撮への不安解消を目的として購入している人もいた。
盗聴器発見器を選ぶ上でのポイント、1位「感知できる電波の範囲」、2位「価格」
「盗聴器発見器を選ぶ上でのポイントを教えてください」と質問した。
その結果、「盗聴器発見器は犯人を捕まえるためのものなので、感知できる電波の強度や、できればその場所を特定できるものが良い」(中部地方在住 50代男性)という意見があるように、盗聴器を見つけるために一番重要である「感知できる電波の範囲が広い」製品であることが大きなポイントだと判明した。
また、2番目に「価格」を重視している人が多いのだが、「今回盗聴器発見器を購入しようと思った理由を教えてください」という質問では、「テレビ番組で盗聴が取り上げられていて不安になったから」(関東在住 30代女性)という回答が多数あり、まずは安価な製品で試してみたい方が多いことがわかった。
購入した、購入予定の盗聴器発見器の料金、1位は「1千円~5千円」、僅差の2位は「5千円~7千円」
「購入した、購入予定の盗聴器発見器の料金を教えてください」と質問したところ、主に、1千円~1万円台の製品が選ばれていることがわかった。小型・コンパクトタイプかつ、初心者でも使用しやすい製品の平均価格とほぼ一致する結果になっている。
購入した、購入予定の盗聴器発見器のメーカーは?
「購入した、購入予定の盗聴器発見器のメーカーを教えてください」と質問したところ、1位は日用品から高性能な小型カメラなどを展開する「Smhawk」、2位は小型ながらも高性能な盗聴器発見器を展開する「FALCON」、お手軽に使えるタイプから業務用まで展開する「JJEOO」が3位という結果になった。
1位:通販(EC)サイト(64)
2位:メーカーHP(38)
3位:比較サイト(36)
4位:個人ブログ(8)
5位:YouTube(5)
※(回答人数)
さらに、「あなたが今回の盗聴器発見器を選ぶ際に、一番参考にしたものを教えてください」と質問したところ、「通販(EC)サイト」「メーカーHP」「比較サイト」を参考にしたという回答が多く、商品詳細や他商品との比較、レビューなどを確認して購入を検討していると見受けられる。
<調査概要>
調査方法:インターネット上でのアンケート調査を行い、回答をポイント集計。
調査対象:盗聴器発見器を購入した・購入を考えていると回答した20代から70代までの男女
有効回答数:151名
調査機関:自社調査
調査期間:2023/10/04~2023/10/11
出典元:Picky’s
構成/こじへい