国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(フォーハンドレッド・エフ)では、全国の20代以上の男女500人を対象に2023年のお金に関する実態や意識を振り返る「オカネコ お金に関する調査 2023」を実施。回答結果をグラフと図表にまとめて発表した。
昨年比で収入が増加した人は10.6%、支出が増加した人は34.6%
「昨年(2022年)と今年(2023年)を比較し、 あなたの収入と支出の変化をそれぞれ教えてください」という質問に対して、収入が「増えた」と回答した人は僅か10.6%、「変わらない」70.8%、「減った」18.6%という結果になった。
一方、支出に関しては「増えた」34.6%、「変わらない」58.2%、「減った」7.2%という結果に。昨年と比較すると、収入よりも支出が増えている傾向がわかる。
さらに、収入が増えたと回答した方へ、「その理由として当てはまるものを全て教えてください」と質問したところ、「昇進、昇給(基本給、賞与)」と答えた人が最も多く69.8%、次いで「投資」18.9%、「転職」17.0%、「副業」7.5%だった。
また、投資をしている人へ、「昨年(2022年)と今年(2023年)を比較し、あなたの投資額の変化を教えてください」と質問をしたところ、「増やした」31.4%、「変わらない」64.4%、「減った」4.2%という結果になった。
さらに、年代別に結果を比較すると、20代、30代の若い世代において「増やした」と回答している人が多い傾向があることがわかった。収入に関わらず、若い世代において「投資」に対する関心が高まっているようだ。
その理由としては銀行や証券会社に行かずに、オンラインで株や投資信託が売買できるようになったことや、NISA等の優遇措置のある投資制度ができたことが、投資を始める20代、30代の若年層にとって追い風となっているのではないかと考えられる。