「2023年の投資損益はプラス着地」投資家の56%が予想、昨年比12ポイント上昇
投資家(836名)に、今年1年の投資の損益着地予想を聞いたところ、「大幅にプラス着地」は9.6%、「ややプラス着地」は46.5%で、合計した『プラス着地』は56.1%、「大幅にマイナス着地」は4.5%、「ややマイナス着地」は10.6%で、合計した『マイナス着地』は15.2%と、プラス着地を予想する人が半数を超えた。
昨年の調査結果と比較すると、『プラス着地』と回答した人の割合は、2022年43.8%→2023年56.1%と、12.3ポイント上昇した。
年代別にみると、『マイナス着地』と回答した人の割合は、60代・70代では23.0%と、他の年代と比べて高くなった。
投資損益プラス着地予想者の勝因 1位「円安・ドル高」2位「株価上昇・株高」「長期保有・長期投資」
今年1年の投資の損益着地予想が『プラス着地』の人には勝因を、『マイナス着地』の人には敗因を聞いた。
プラス着地と予想した投資家(469名)に勝因を一言で表してもらったところ、1位「円安・ドル高」(27名)、2位「株価上昇・株高」「長期保有・長期投資」(いずれも24名)となった。円安・ドル高基調や、好調な株式相場が後押しとなったと実感している人が多いようだ。
マイナス着地と予想した投資家(127名)に敗因を一言で表してもらったところ、1位「円安・ドル高」(10名)、2位「株価下落・株安」(9名)、3位「予想外れ・戦略ミス」(8名)となった。「円安・ドル高」はプラス着地の勝因でも1位となっているが、投資先や投資方法によって明暗が分かれたと考えられる。
投資家が選ぶ今年の経済分野の流行語 2位「生成AI/ChatGPT」、1位は?
投資家(836名)に、今年(2023年)の経済分野の流行語(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など)だと思うものを聞いたところ、1位「AI(人工知能)」(101名)、2位「生成AI/ChatGPT」(84名)、3位「新NISA/NISA/つみたてNISA」(54名)、4位「円安」(41名)、5位「物価高/物価上昇」(19名)となった。
今年、積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュースを聞いたところ、1位「円安・ドル高」(139名)、2位「新NISA・NISA・つみたてNISA関連」(109名)、3位「物価高・物価上昇」(97名)、4位「増税関連」(42名)、5位「ロシア・ウクライナ情勢」(37名)となった。円安・ドル高を投資活動の好機と捉えた人が多いのではないだろうか。また、2024年に制度改正が行われるNISA関連のニュースも上位となった。
※スパークス・アセット・マネジメント調べ
<調査概要>
調査タイトル :日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2023
調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~79歳の投資経験者
(日本株式、外国株式、公社債、投資信託などの
金融資産への投資経験がある人)
調査期間 :2023年11月6日~11月7日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :1,000サンプル
構成/こじへい
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