2023年が間もなく終わろうとしている。投資家にとって、この1年はどんな年だったのだろうか?また、投資家が選ぶ、経済分野における今年の流行語とは?
スパークス・アセット・マネジメントはこのほど、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託などの金融資産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2023」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計した。
ここでは、同調査結果の中から「2023年の振り返り」に関する調査結果を抜粋し、紹介する。
2023年の“日本株式市場を表す漢字” 1位「高」2位「上」
株式投資家(518名)に、2023年の日本株式市場を表す漢字1文字を聞いたところ、1位「高」(34名)、2位「上」(31名)、3位「乱」(30名)、4位「戦」(26名)、5位「安」(23名)となった。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「高」では『日経平均株価が高いから』や『全てが高騰しているから』、「上」では『株価が上昇したから』や『値上げにより振り回されたから』、「乱」では『乱高下が頻発したから』、「戦」では『戦争により不足する生活物資の影響があるから』といった回答があった。
昨年の調査結果と比較すると、2022年は円安を象徴する「安」や「円」が上位となっていたほか、「下」「落」といったネガティブな漢字がTOP10入りしていたが、2023年は「高」が1位となり、「上」「昇」「増」がTOP10入りした。株高や止まらない物価上昇が印象的だったという感想を持つ人が多いようだ。