賃貸物件を借りようと考えた際、どのようなやり方で住まいを探し、また、どのような基準で不動産会社を選ぶ人が多いのだろうか?
アットホームはこのほど、2022年9月~2023年8月の間に賃貸物件に引っ越した人および2024年3月までに引越しを検討している18~50歳を対象に、賃貸物件の探し方やオンラインでの手続きなどに関して経験者と検討者の違いを調査し、その結果を発表した。
住まいの探し方
■経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップ
住まいの探し方を聞いたところ、経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップだった。検討者はインターネット検索が上位を占めており、インターネットで住まいを探す人が多いようだ。
■必ず見たい周辺環境の写真は、「スーパーマーケット」が6割以上
インターネットで物件を探す際に、必ず見たい物件設備の写真は経験者では「トイレ」、検討者では「風呂」が最多となった。一方、周辺環境の写真は、経験者・検討者ともに「スーパーマーケット」がトップで、次いで「コンビニエンスストア」「ドラッグストア」が続いた。
選ばれる不動産会社とは
■検討者は取り扱っている物件数や、きれいで見やすい物件写真を重視
不動産会社の選定基準を聞くと、経験者は「物件写真の枚数が多い」、検討者は「取り扱っている物件数が多い」がトップとなった。検討者は「物件写真の枚数が多い」「物件写真がきれいで見やすい」も4割を超えており、物件写真を重視しているようだ。
■経験者の半数以上は、内見予約のやり取りを「メールやSMSで完結したかった」と回答
経験者に内見予約のやり取りについて聞くと、「メールやSMSで完結したかった」が半数以上で、仕事やプライベートの隙間時間にメールやSMSで簡便に行いたい傾向があるようだ。
オンラインでの手続き
■検討者の約37%はオンラインでの契約を希望
オンラインでの重要事項説明・契約の利用経験・意向を聞いてみると、オンラインで重要事項説明を受けたい検討者は約3割、契約は4割に迫った。実際にオンラインで重要事項説明・契約を行った経験者からは、「遠方の物件だったので便利だった」「家で話を聞けたので気が楽だった」という声が多数あがった。
■「クレジットカード」で初期費用を支払いたい人は半数以上
今後住まいを契約する際に希望する初期費用の支払い方法について聞くと、「クレジットカード」が約半数となった。次いで「振込」「口座引き落とし」が続いた。
<調査概要>
調査対象/2022年9月~2023年8月の間に賃貸物件に引っ越した人および
2024年3月までに引越しを検討しており、現在住まい探しをしている18~50歳の男女942名
調査方法/インターネットによるアンケート調査
調査期間/2023年9月8日(金)~9月10日(日)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合がある。
出典元:アットホーム株式会社
構成/こじへい