日本全国の中で、もっとも魅力度の高い都道府県はいったいどこか?
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」として発表した。
本満足度調査は、全国47都道府県(対象自治体1,891自治体)に居住する20歳以上の男女185,549名を対象に集計したものだ。
なお、このランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか、また、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指している。
都道府県の魅力度ランキング、トップは2年連続で福岡県
都道府県の魅力度ランキングにおいて、2年連続で福岡県が1位に輝いた。2位は神奈川県(昨年3位)、3位は京都府(昨年4位)、4位は兵庫県(昨年2位)となった。5位は、2年連続で東京都となっている。
福岡県は、居住者評価では5位、非居住者評価では2位となった。居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で2位の評価を得ている。一方、非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」1位、「食べ物がおいしい」2位、「住みやすそう」3位などの評価が高くなっている他、「住んでみたいと思う」「観光に訪れたいと思う」などの希望項目についても高い評価を得ている。5位の東京都は、居住者評価は3位だが、非居住者評価は9位だ。
居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県で最も多いものの、居住者評価の「自然観光」項目、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げている。
観光地としての魅力度(都道府県)は、北海道・京都府・沖縄県が今年もトップ3に
「観光に訪れたいと思う」の項目では、2年連続で1位北海道、2位京都府、3位沖縄県となっている。非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位、「景勝地や温泉が多い」で2位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」2位と、道府県の観光地としての魅力にも特徴がありそうだ。
魅力度(都道府県)で茨城県・群馬県・栃木県も健闘
他社のランキングで話題になった茨城県は総合41位(居住者評価40位・非居住者評価39位)、群馬県は総合33位(居住者評価17位・非居住者評価38位)、栃木県は総合30位(居住者評価26位・非居住者評価32位)と上位ではないが、最下位近くではない。
出典元:街の住みここちランキング
構成/こじへい