冬になると陽が短くなり、気温も下がります。ツーリングの行き先選びに悩んでいるライダーの方も多いのではないでしょうか?
先日公開された「冬のツーリングを安全に楽しむための心得」の記事にて、「冬の目的地は太平洋や瀬戸内海沿いの温暖なエリアを選ぶべき」とご紹介しました。
本記事では太平洋の沿岸に位置する三重県鳥羽市を走り、この説を実証してみようと思います。鳥羽のご当地グルメ情報もご紹介しますよ!
午前中でも気温15度!
この日の近畿地方の気温は最大で11度前後。朝は路肩や車に霜が降りるほどに冷え込んでいて、まさに冬の始まりを感じられるような天気。走りながら「寒過ぎるよ……!」と凍えてしまいました。
それが太平洋へと近付くにつれて暖かくなり、鳥羽市の海沿いに出た時にはなんと……気温は15度に到達しました!
空は真っ青で雲もほとんどなく、先ほどまでと同じ日とは思えないほどにポカポカ。すっかりツーリング日和となりました。これにて「冬の目的地は太平洋や瀬戸内海沿いの温暖なエリアを選ぶべき」という説は立証完了です!
……と言いたいところなのですが、せっかく暖かい場所にやってきたのでツーリングに出かけちゃいましょう。
ここから先は暖かさの検証ではなく、鳥羽のおすすめスポットをご紹介するレポートとしてお送りいたします!
心地よいコーナー「パールロード」
まず目指したのはパールロード。鳥羽と志摩を結ぶ全長23.8kmのドライブウェイで、キツ過ぎないカーブと整った路面がずっと続く心地よいツーリングスポットです。
カーブの先に視線を向けるだけでクロスカブがなめらかに弧を描き、時々視界が開けると、真っ青な海の上に伊勢・志摩・鳥羽の島々が浮かんでいる様子が見えました。
でも、走行中によそ見をし過ぎると危険です。ゆっくり景色を眺めるのにピッタリなのが、パールロード上にいくつもある展望台です。
休憩所やお手洗いが設置された大きな展望台もよいのですが、バイクと一緒に写真を撮るなら駐車スペースのみの小さい展望台がおすすめですよ。
ちなみに、パールロードは2006年まで有料道路として運用されていた歴史があります。元インターチェンジは現在も出入り口として利用されていますが、広い路肩に料金所の名残が感じられます。
ツーリング・ドライブで来ても、道路マニア的な視点で見に来ても面白いスポットですよ!