米メディアのParamount Global(パラマウント・グローバル)の動画配信サービスを行っているParamount+(パラマウント・プラス)が、日本での配信サービスを開始した。WOWOWオンデマンドと、JCOMで人気映画やドラマ、アニメ、音楽番組などが視聴できるようになった。アメリカ発の動画配信サービスの登場で、年末年始は家族そろって動画を楽しめそう。
映画約2500本以上、ドラマ約30000本以上を配信
Paramountといえば、誰もが思い浮かべるのがあの山のロゴマーク。パラマウント・グローバルは米国最大のメディア・コングロマリットで、映画配給会社のパラマウント・ピクチャーズや、パラマウント・プラス、米国3大TVネットワークのCBS、音楽ケーブルテレビチャンネルのMTVなどを子会社にもっている。
今回、パラマウント・プラスが配信するのは、「ミッション:インポッシブル」や「トランスフォーマー」「G.I.ジョー」などのハリウッドヒット映画のほか、グループ内のCBS TVが作成した「CSI:科学捜査班」「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のようなテレビドラマ。そして、ケーブルテレビチャンネルNickelodeon(ニコロデオン)の「スポンジ・ボブ」や、MTV Video Music Awards Japanなどの音楽番組など。映画約2500本以上、ドラマ約30000本以上と、実に豊富なラインアップとなっている。
このほどParamount+ インターナショナルマーケット統括 エグゼクティブ・バイスプレジデント兼インターナショナル・ゼネラル・マネージャーのマルコ・ノビリ氏が来日。「まさにエンターテイメントの山、ここにすべてが揃っています。山のようなコンテンツを日本の皆さんに紹介できるのは、大変な喜び」と、スピーチをした。
発表会では日本での配信サービスを行うWOWOW 代表取締役社長執行役員の田中晃氏と、JCOM代表取締役会長の芳賀敏氏も登壇した。田中氏は、「Paramountとは長きに渡ってパートナーシップを結んできました。古くはツインピークスFBIシリーズなど、どの作品もWOWOWの視聴者に大人気で、提携拡大は必然です」と述べた。
特にWOWOW視聴者に人気なのが、11月から配信を開始した、スター・トレックとタルサ・キング。田中氏も「スタローンのタルサ・キングは一気に見た」と、作品を高く評価している。
JCOM代表取締役会長の芳賀氏も、「スター・トレックとタルサ・キングは大注目作品。そしてNCISも大人気です。他にもローマの休日、トップガンなど、時間や場所を選ばず見ることができるのが、今の楽しみ方にマッチしています」と語っていた。