小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

誰もが楽しめる!多様性を重視した「インクルーシブ公園」が全国に急増中

2023.12.20

インクルーシブ公園

「インクルーシブ公園」とは、誰もが一緒に遊べる公園のこと。その先駆けとなったのは2020年、東京都世田谷区の都立砧公園に、障がいのある子も遊べる遊具が多数設置された『みんなのひろば』が開園したことだった。

「日本は硬い地面にブランコと砂場と滑り台という公園がたくさんありますが、昭和の頃からほとんど変化がありませんよね。そういった公園で障がいのあるお子さんが安全に遊ぶことは難しく、長らく排除された状態となっています」

 日本の遊び場の現状についてこう語るのはインクルーシブな遊び場について調査・研究を行なう「みーんなの公園プロジェクト」の矢藤洋子さんだ。そんな現状の中で砧公園の存在のインパクトは大きく、それ以降、障がい児向けの遊具を設置する公園が全国に増加。遊具メーカー側も新たなニーズの掘り起こしにもつながった。

 だがその一方で、インクルーシブ公園の現状に課題もあるという。

「砧公園のような遊具があることイコール、インクルーシブ公園ではないんです。実際には多様な人に活用されるには遊具ありきではなく、地域の幅広い子供や大人のニーズに根ざした公園を作ることが重要です」(矢藤さん)

 障がい児に配慮した公園であると同時に、年代や国籍問わず誰でも楽しめる公園であること。それを実現できることがインクルーシブ公園の重要なキーポイントとなりそうだ。

東京・砧公園を発信源に拡大!!

砧公園障がいのある子もない子も遊べる複合遊具を配置した「都立砧公園」の「みんなのひろば」。全国のインクルーシブ公園の指針的存在に。
写真提供/公益財団法人東京都公園協会

ユニバーサルデザインの一例

砧公園全体が背もたれの形になっている「ぐるぐるマウンテン」や「皿型ブランコ」は、体を支える力が弱い子供も楽しめる。屋根付きの東屋「パーゴラ」は、保護者の見守りなどに使われる。

取材・文/高山 惠

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。