DIME MAGAZINE
Z世代や海外からの観光客にも人気の「グミ」。コンビニやスーパーでも、キャンディやガムよりグミの面積が拡大しています。グミ市場の急激な拡大により、2021年にはガムの市場規模を逆転。販売額を上回りました。
圧倒的なグミ人気の背景については、かむことで満足感が得られ、手を汚さず、ゴミが出ない、そしてさまざまな形態や色のものがあり、写真に映えるなどが考えられます。近年では、まるで地球儀を縮小したような「地球グミ」やリアルでキモかわいい「目玉グミ」などがSNSでバズり、品切れが続いたことも話題になりました。
そんなグミ人気に健康志向が重なり、より注目が高まっているのがグミ形態のサプリメントです。早い時期からグミ形態サプリメントを発売し、市場を牽引しているUHA味覚糖のマーケティング担当に話を聞きました。
サプリメント摂取を「義務感」から「続けたい」に変えたい
UHA味覚糖が「UHAグミサプリ」を最初に発売したのは、8年前の2015年のこと。ちなみに「UHAグミサプリ」は商標登録もされています。マーケティング担当者によると、偏食などによる栄養不足の課題を抱える現代人にとって、健康食品による栄養摂取のサポートは重要だと考えていること、予防意識の高さからサプリメント先進国ともいわれるアメリカでグミ形態のサプリメント市場が拡大し続けていたことから、着目したのだそう。
わざわざサプリメントをグミ形態にする理由については「1番のメリットは“水なし”でいつでもどこでも手軽に摂取できるということだと考えております」とマーケティング担当。
また「長年培ってきたグミづくりのノウハウを生かし“おいしさ”や“食感”という点にもこだわり、今まで続けないといけないという義務感のようなサプリメントを『続けたい』と感じていただけるような、意欲的に摂取できるサプリメントにしていきたい」と考えての開発だとか。
実際に通販サイトでUHAグミサプリのレビューを見ると、「おいしいからおやつ感覚で続けられる」「おいしいから食べ過ぎてしまいそうになる」など、味のおいしさを評価するコメントが多く見られました。
「UHAグミサプリ」直近1年の売上は昨対比140％
毎日の義務感を、おいしく積極的に続けたい気持ちに変える…そんな想いから発売された「UHAグミサプリ」は、なんと直近1年の売上は昨対比140％と伸張。
「ここ数年の“グミブーム”もグミサプリ市場に大きな影響をもたらしていると感じております。また、グミサプリメントは20-40代のお客様が多いのが特徴です。
“グミ”を幼少期より親しんできたお客様の健康志向が高まり、今までサプリメント摂取していなかった方が“UHAグミサプリ”を始めていただけていることも要因の一つと考えております」（UHA味覚糖 マーケティング担当）
UHA味覚糖がグミ形態サプリメント市場を圧倒的に牽引している理由を聞くと、「まだグミの認知がされていなかった時代から培ったグミ製造の技術はもちろん、アメリカ市場に着目し、日本でいち早くグミ形態のサプリメントを発売したことで、お客様に知っていただくきっかけになったと感じています。また、現在弊社のUHAグミサプリのラインナップは30商品以上とお客様の様々なニーズを満たすラインナップを取り揃えている点も要因の一つと考えております」とのこと。
UHA味覚糖がUHAグミサプリを最初に発売したのは2015年であると冒頭でお伝えしましたが、お菓子のグミを発売したのはなんと1985年。そこからおいしさを追求し続けてきた日本のグミ菓子は海外観光客からも大人気。長年の技術と近年のニーズ、先見の明が揃ったうえでのUHAグミサプリのヒットと言えそうです。
人気商品を聞くと、「UHAグミサプリ 鉄」「UHAグミサプリ 鉄＆葉酸」「UHAグミサプリ マルチビタミン」の３つだそう。特に女性の鉄分不足の悩みが深い日本において、鉄分特有の風味による不快感を感じにくく、おいしく継続しやすいグミが評価されているのでは、と考えているそうです。
30商品以上のラインアップには、2023年10月に加わった「植物性 100％」のUHAグミサプリも含まれ、さまざまな細分化するニーズにも応えています。仕事の合間や口寂しいときに、ちょっと口にするお菓子にサプリメント成分が含まれていたら、一石二鳥。カプセルやタブレット形態のサプリメントは飲み忘れてしまうという方には、グミ形態ものを一度試してみる価値がありそうです。
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