長期間の使用を前提としたハードコンタクトレンズはソフトと比べ、瞳への負担が少なく1日あたりのコストパフォーマンスも良い。では、実際の使用者はどのようにハードコンタクトレンズを活用しているのだろう。
メニコンは、20代~60代の男女1,000名を対象とした「ハードコンタクトレンズ使用者に関する調査」を実施したので、結果をお伝えしよう。
約75%の人が購入時に想定していたよりもハードコンタクトレンズを長期間使用
ハードコンタクトレンズを選んだ人に理由を尋ねると、長期間使用できることを理由に選んだ人が80%以上いた。
そのため、ハードコンタクトレンズ買い換えの頻度は2年以上~3年未満の人が最も多く、4人のうち1人は4年以上も使用すると回答している。また、4人のうち3人は、購入時に想定していたよりも長く使用していることが判明した。
買い換えるきっかけは“見え方や付け心地が悪くなった”という理由が最も多く、約40%の人が回答している。
さらに、交換した際にコンタクトレンズに傷や汚れがあったと約80%の人が感じていることが判明し、長期間使用することによりレンズ状態の悪化の症状が出てから買い換える人が多いことがわかった。
また、約半数の人がコンタクトレンズの定期検診に行っていないため、交換のタイミングを自分では明確に判断できないことも長期間使用される理由として考えられる。
ハードコンタクトレンズの長期間使用に対する本音
明確な使用推奨期間が定められていないハードコンタクトレンズにおいて、半数以上の人が長期間同じレンズを使い続けることに不安を感じると回答。
長期間使用できることをメリットと感じているものの、長期間使用し続けることに不安を感じている人も多いことがわかった。反対に、3人のうち2人は明確な使用推奨期間があると安心すると回答していた。
同社が展開しているクロスシーのような使い捨て(定期交換型)ハードコンタクトレンズについて、興味があると回答した人は約60%も存在していた。
興味を持った理由として“明確な使用期間が決まっていると安心”、“壊れたときのスペアが持ちやすい”、“快適に使えそう”、“清潔に使えそう”という選択肢を選んだ人がいずれも80%を超えている。
ただ、約3人に2人は使い捨て(定期交換型)ハードコンタクトレンズを詳しく知らないと回答。興味がある人はいるものの、情報が届いていないことがわかる。
関連情報
https://www.menicon.co.jp/products/lense/xc/
構成/Ara