新型コロナの5類引き下げ決定から始まった2023年。
世間をにぎわせたヒット商品・ヒットコンテンツを振り返り、市場を席巻する商品はどう生まれたのか大分析。
そこから導かれた「ヒットの方程式」を一挙公開する。
2024年以降の爆売れ商品は、この虎の巻から生まれる……!?
【発表番組はコチラ】
【DIMEトレンド大賞2023:エンタメ・カルチャー部門賞・金賞】
累計再生回数が5000万回突破(※1)考察が過熱し社会現象に
TBSテレビ『VIVANT』
「『VIVANT』Blu-ray&DVD」
2023年12月27日発売。
製作著作・発売元:TBS 発売協力:TBSグロウディア 販売元:TCエンタテインメント
〈選考のPOINT〉
ヒャダインさん
地上波の意地を見ました。制作費をかけたからいいものを作れるというのはありますが、日本のエンタメに希望が持てるとてもいい事例でした。
■視聴者熱狂。テレビドラマの意地を見た!
2023年、日本のエンタメ業界の話題といえば、考察が過熱し社会現象にもなったTBSテレビの『VIVANT』。昨今、日本のテレビドラマは、海外勢やネット配信に押され気味で、視聴率は右肩下がり。日本のテレビドラマは見ないと声高に発言する人もいるほどだ。
そんな中、『VIVANT』は累計再生回数5000万回を突破(TBSドラマ史上最速)。動画配信サービス「U-NEXT」では、サービス開始以来、国内外含む全作品における歴代視聴者数ランキング1位を獲得した。
放映前は詳細を明かさず、出演俳優とポスターのみを公開する異例の宣伝手法を採用。豪華なキャスト、謎めいたタイトルなど、内容がわからないことで、好奇心を刺激された人々がこぞって視聴した。さらに、話が進むごとに驚きの展開に感想や考察がネット上にあふれ、それにより新たにハマる人が続出した。
選考委員からも「どハマりしました。特に第1回がヤバかった」(入山章栄さん)、「ハリウッドかなって思うくらいの映像で没入感がありました。制作陣とそうそうたる役者さんの気迫にやられた感じでした」(山崎怜奈さん)と好評を得た。
●ココが今までにない
約250名のスタッフと役者で2か月半にわたるモンゴルロケを敢行。1話の制作費は1億円とも報じられ、日本のドラマ界では異例ずくめだった。
リアルのイベントでファン交流!!
愛らしい笑顔と仕草で人気者となったドラム。ファンイベント「ドラムに会いに行こう!」を全国で開催し、番組ファンとの交流も大事にした。
富栄ドラムさん インスタグラムより
※1「TVer」「TBS FREE」における累計再生回数。
DIME2024年2・3月合併号では「NEXTヒットの作り方」を大特集!
2023年12月発売のDIMEでは「NEXTヒットのつくり方」を大特集!爆売れ商品を分析してわかった”勝利の方程式”を紹介するほか、2024年以降にヒットしそうなモノ・サービスを専門家が予想します。
また、「2023年第36回小学館DIMEトレンド大賞」も発表!これまでにない超豪華特集のこの号、ぜひ書店でお買い求めください!
取材・文/内野智子 撮影/高橋宗正(福澤さん) (C)TBS