【DIMEトレンド大賞2023】発売1か月を待たず売上1000万本を突破したサッポロビールの新しい食中酒「サッポロ クラフトスパイスソーダ」

新型コロナの5類引き下げ決定から始まった2023年。

世間をにぎわせたヒット商品・ヒットコンテンツを振り返り、市場を席巻する商品はどう生まれたのか大分析。

そこから導かれた「ヒットの方程式」を一挙公開する。

2024年以降の爆売れ商品は、この虎の巻から生まれる……!?

【発表番組はコチラ】

【DIMEトレンド大賞2023：食品部門賞・金賞】
発売1か月を待たずに売上数量1000万本（250ml換算）突破
サッポロビール『サッポロ クラフトスパイスソーダ』

オープン価格（実勢価格約168円／350ml、約228円／500ml）
レモンピール、ジンジャー、コリアンダーシード、カルダモン、ローレルなどを漬け込んだ爽やかな風味のスパイススピリッツを一部使用。「甘くないおいしさ」を追求して人気に。

〈選考のPOINT〉

ヒャダインさん
競争の激しい食中酒市場で頭ひとつ抜けておいしい！ ウオッカが主成分なので、カロリーが抑えめなのも高ポイントです。

■食事に〝合う〟の概念を超えた、食事を〝引き立てる〟新・食中酒

　10月の酒税法改正による増減税で、顧客の購買行動にも変化が見込まれる中、食事が進む、食事がよりおいしくなる、という新提案でユーザーの心を捉えたのが『サッポロ クラフトスパイスソーダ』だ。新ジャンル（第3のビール）の値上がりに合わせ、RTD※への需要が高まることを想定。甘くない食中酒として従来にない満足度を実現するため、スパイスに着目。果汁を使わず、スパイスの爽やかな風味を生かしたスピリッツを採用することで、心地いいキレを創出した。「〝甘くない＝食事を邪魔しない〟ではなく、相乗効果をもたらす新しいRTDです。新ジャンルユーザーからの流入も多く、ビールの代替としても広く支持されていると感じます」（広報部・齋藤愛子さん）
※Ready to Drinkの略。缶チューハイや瓶入りカクテルなど、栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料のこと。

■ココが新価値！

料理とお酒のマッチングに重要な「コク・キレ・濃さ」を比較し相性のいいバランスを追求。生姜焼きの場合、3点が同調し、お互いの味わいを高め合うという。

CMも話題に
TVCMではお笑いコンビ・シソンヌが夫婦役で登場。コントさながらのクセのある演技がユーザーの興味を引き、トライアルへ導いた。

問い合わせ先／サッポロビールお客様サポート 0120・207・800

DIME2024年2・3月合併号では「NEXTヒットの作り方」を大特集！

2023年12月発売のDIMEでは「NEXTヒットのつくり方」を大特集！爆売れ商品を分析してわかった”勝利の方程式”を紹介するほか、2024年以降にヒットしそうなモノ・サービスを専門家が予想します。

また、「2023年第36回小学館DIMEトレンド大賞」も発表！これまでにない超豪華特集のこの号、ぜひ書店でお買い求めください！

取材・文／坂本祥子　撮影／タナカヨシトモ