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フードロス削減の取り組みをきっかけに、食品だけでなくあらゆるジャンルに「もったいない」の精神が広まりつつある近頃。物価高騰の影響もあり、廃棄予定の訳アリ品をアウトレット価格で購入できるアプリやウェブショップが人気を集めています。
そこで今回の記事では、食品以外のロス削減サービスにスポットを当ててご紹介。生活必需品からちょっとニッチなアイテムまで、廃棄予定製品がおトクに購入できるサービスをまとめました。
フードロスだけじゃない!広がる「ロス削減」の取り組み
フードロス削減は以前からあった取り組みですが、認知が広まったきっかけはコロナ禍。飲食店の休業やイベント中止、休校などによる食品廃棄問題が深刻化だったためです。
この時期を目途に、これまで一般的なスーパーでは販売できなかった規格外の農作物や、賞味期限間近の食品などをお買い得価格で販売する「食べチョク」や「Let」などのサービスにスポットが当たりはじめました。
規格外や賞味期限間近といっても品質には問題がなく、野菜や果物などはむしろ旬真っ盛りで美味しいケースも少なくありません。
定価よりもおトクに買えてフードロス削減にもなり、生産者さんや地域の応援にも繋がる「一石X鳥」の仕組みに注目が集まり、多くの消費者が利用するようになりました。
実際、農林水産省の発表によると令和3年度の食品ロス量は約523万トンで、全体前年比はわずかに増加したものの家庭から出る食品ロス量は約3万トン減ったといいます。
フードロス削減をきっかけに広まった「ゴミとして廃棄せずお買い得価格の商品として提供する」というサービスは、現在では様々なジャンルへ浸透しはじめています。