新型コロナウイルスの感染拡大を機に、人との接触をさけるため「キャッシュレス決済」が急速に普及した。では、新型コロナウイルスの感染法上の分類が季節性インフルエンザと同じ5類に移行してからの利用状況はどうなっているのだろうか。
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月に生活においてキャッシュレス決済が定着したかどうかの意識に関する調査を実施した。
4割の人が感染症対策として「キャッシュレス決済」を利用!「キャッシュレス決済」が生活に定着した人の割合は?
新型コロナウイルス感染拡大前と比較して生活で定着したと思うことを調査したところ、全体で7割の人が「キャッシュレス決済」の活用が生活で定着したと回答。
続けて「ネットショッピング」の活用が約6割という結果に。「デリバリー」の活用、病院のオンライン予約・オンライン診療、テレワークの活用、オンライン学習は約3割であった。
図1. 新型コロナウイルス感染拡大前と比較して生活で定着したと思うこと
[調査対象:全国・15~79歳男女・n=6151]
新型コロナウイルス感染拡大前と比較してキャッシュレス決済が生活で定着したかどうかを性年代別に聞いたところ、どの世代でも男性よりも女性のほうが、キャッシュレス決済が生活で定着したと回答。
特に30代女性、60代女性では約8割の人が、キャッシュレス決済が生活で定着したと回答していた。
シニア層でも男女ともに約7割の人が生活でキャッシュレス決済が定着したと回答しており、幅広い世代でキャッシュレス決済が定着したと実感していることが判明。
図2. 性年代別・生活でキャッシュレス決済の活用が定着したと思う割合
[調査対象:全国・15~79歳男女・n=6151]
感染症対策としてキャッシュレス決済を利用しているかどうかを2021年から3年間調査している。2023年は昨年よりも微増で4割の人が感染症対策としてキャッシュレス決済を利用していると回答していた。
図3. 感染症対策とキャッシュレスの活用の推移
[調査対象:全国・15~79歳男女]
調査概要
2023年次世代ライフスタイル調査
調査方法:Web
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:6151
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで 日本の人口分布に比例して割付
調査時期:2023年2月
構成/Ara