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エクセルを操作する際に覚えておくと便利なショートカットキー。よく使う機能のショートカットキーは覚えているものの、オリジナルのショートカットキーを設定できることを知らない人もいるのではないだろうか。
そこで本記事では、エクセルでショートカットキーをカスタイマイズする方法を解説する。最後に紹介する、よく使われるショートカットキーの一覧も併せてチェックして欲しい。
エクセルでオリジナルの「ショートカットキー」を設定する方法とは
まず、エクセルでオリジナルのショートカットキーを設定する方法を見ていこう。実務でエクセルをよく使う人はぜひ覚えておいてほしい。
1. Windows版
Windows版のエクセルでオリジナルのショートカットキーを設定する場合、エクセルを開くと左上に表示されている「クイックアクセスツールバー」を使う。詳しい手順は以下の通り。
1.クイックアクセスツールバーの矢印、「その他のコマンド」をクリックする。
2.「コマンドの選択」メニューから「ホーム」を選ぶ。
3.追加したい機能を選択し「追加」をクリックし、右下の「OK」を押せば設定完了。
追加した機能は、ホーム画面の左上から使用できる。
2. Mac版
Mac版で操作を行う場合は、以下の操作手順に沿ってショートカットキーの設定を進める。
1.エクセルのメニュー「ツール」から「ショートカットキーのユーザー設定」を選択する。
2.画面左側「分類:」から「[ホーム]タブ」を選ぶ。
3.画面右側の「コマンド:」から 追加したい機能を選択する。
4.次に表示される指示「新しいショートカットキーを押してください:」に従い、ショートカットキーを決めて設定し「追加」を選ぶ。
5.設定したショートカットが表示される「現在のキー:」の内容を確認し、右下の「OK」をクリックすれば設定完了だ。
設定したショートカットキーは、ホーム画面で利用できる。
ショートカットに使用するキーの組み合わせをカスタマイズする方法
次に、ショートカットに使用するキーの組み合わせをカスタマイズする方法を紹介する。マウスのみで操作を進める場合と、キーボードのみで操作を進める場合のそれぞれの手順は以下の通り。
マウスを使う方法(Windows版)
1.エクセルのホーム画面にあるメニュー「ファイル」から「その他」の「オプション」を選択し、「リボンのユーザー設定」に移動する。
2.「リボンとショートカットキーのカスタマイズ」で「カスタマイズ」 を選択する。
3.「変更の保存先」 ボックスで、変更するショートカットを保存するために文書名またはテンプレートを選ぶ。
4.「カテゴリ」から、ショートカットキーを割り当てる、ショートカットを削除するコマンド、またはその他の項目が含まれているカテゴリのいずれかを選択する。
5.その後、「割り当てるキーを押してください」ボックスで、割り当てるショートカットキーを押してキーボードショートカットを割り当てれば設定完了。
キーボードのみを使う方法(Windows版)
1.Altキー、 F・Tキーを押しながら、 ダイアログボックス「Wordのオプション」 を開く。
2.下方向矢印キーを押して「リボンのユーザー設定」を選択する。
3.Tabキーを繰り返し押して、ダイアログボックスの下部「ユーザー設定」を選択し、Enterキーを押す。
4.「分類」ボックスの一覧で、下方向矢印キーまたは上方向矢印キーを押して、ショートカットキーの割り当て対象となる項目があるカテゴリを選ぶ。
5.キーボードのショートカットを割り当てるために、Tabキーを押し続けて「割り当てるキーを押してください」 ボックスにカーソルを移動させる。
6.割り当てたいキーを押す。
7.「現在の割り当て」の中に、希望するキーの組み合わせがコマンドまたは他の項目に割り当てられているか確認する。
8.Tabキーを押し続けて「保存先」ボックスを選ぶ。
9.下方向矢印キーまたは上方向矢印キーを押して、ショートカットキーの変更を保存するための文書名またはテンプレートをEnter キーで選択する。
10.Tabキーを繰り返し押して「割り当て」が選択されたらEnter キーを押して設定完了。
すぐに使える!エクセルのショートカットキー一覧
最後に、エクセル操作を効率化する、デフォルト設定のショートカットキーのなかから、代表的なものを紹介する。
ショートカットキー |
機能 |
Ctrl+C |
コピー |
Ctrl+V |
ペースト |
Ctrl+Y |
一つ進む |
Ctrl+Z |
一つ戻る |
Ctrl+A |
すべて選択 |
Ctrl+P |
印刷 |
Ctrl+F |
検索 |
Ctrl+H |
置換 |
Ctrl+W |
タブを閉じる |
Ctrl+矢印 |
指定した方向の一番奥へ移動 |
Ctrl+; |
日付入力 |
Ctrl+: |
時間入力 |
Ctrl+S |
上書き保存 |
F12 |
名前を付けて保存 |
よく使う機能のショートカットキーを覚えておけば、業務の効率化に繋げられるだろう。
※データは2023年12月上旬時点のもの。
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文/編集部